【１１】上官は遠回し ページ41
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〜Aside〜
経理課を出て、なぜか溢れてきそうな涙をぐっと堪えながらｽﾞｶｽﾞｶと廊下を歩く。
道行く人達が振り返るけど、いい。
だって意味わかんない。
意味わかんない。
意味わかんない。
意味わかんない。
意味わかんな＿＿＿＿
テミン「A！」
A「わ……テミン」
テミン「わ、じゃねーよ。さっきからずっと呼んで……って、なんかあった！？」
A「え？」
テミン「泣きそうな顔、してる」
目の前のテミンは腰を屈めると、私の頬に手を添える。
大好きなその香りに思わずｳﾙｯと涙が溢れそうになって。
テミン「話、聞くから。もう定時だし帰ろ？経理課には資料出したんでしょ？」
A「てみ、ん」
テミン「泣かないの。リキッドルーム行く？」
A「……別にダンスミュージック聴きたくない。聴きッド今度でいい。」
テミン「ジョーク。ほら、何食べたい？奢るよ。」
テミンは私の頭をいつもより優しく撫でた。
そう、ビョン上官の部屋では意味わかんない出来事が沢山起きたんだ。
ビョン上官は私に会うなり「会いたかった」なんて言って。
頭が狂ったんじゃないかと思った。
だって前は「帰れ」って言ったじゃない。
本当に意味わかんない。
それだけならよかった。
問題はそれからで。
ベク「待て。」
私がソラさんから資料を受け取って帰ろうとした矢先、ビョン上官から掛かった声。
そのままなぜかビョン上官はゆっくりと手を伸ばしてきて。
なに、なになに？
思わず固まってしまった時だった。
ソラ「ベク！！」
ベク「！」
ソラさんの声で宙に浮いたままになるビョン上官の手。
そして、ソラさんは言った。
ソラ「ベク、Aちゃんのこと……好きなの？」
A「はい？」
な、んだ？
なんだその質問。
A「いやいやいや有り得ないですって。何言ってんですか〜。ビョン上官私のこと大っ嫌いって普段言ってますし、私だって……ねぇ。」
ね？
と言ってビョン上官に目線を向けると……
ベク「……お前それ本気で言ってんの？」
と。
は？え？？
私をｼﾞｯと見つめる2つの瞳に焦って。
A「ほ、ほら私もよく言ってるじゃないですか！
ビョン上官大っ嫌いって！」
そう言うとビョン上官は一瞬顔を顰めるも、イラついた顔をして
ベク「……そうかよ」
A「え？」
ベク「はいはいそうだったな。俺もお前みたいなクソガキ大っ嫌いだわ。」
と言い放った。
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まゅら☆(プロフ) - 本当に大好きなお話なので続きが読みたいです…よろしくお願いします(>_<) (2019年8月30日 3時) (
レス) id: ee5d4b56cf (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - この小説大好きなので更新お願いします (2019年4月15日 6時) (レス) id: 312093fa53 (このIDを非表示/違反報告)
ジミン党(プロフ) - もおおおおおおう！大好きだから更新して欲しいいいいいい今までで一番小説でこんな笑いましたw更新お願いしたい。 (2019年1月8日 0時) (レス) id: 8cd546efbf (このIDを非表示/違反報告)
黒糖とオレンジ(プロフ) - 続きめっちゃ気になってます！ 更新お願いします！！！！！！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年11月7日 20時) (レス) id: f2411662d9 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - このお話、ホントにホントに大好きです!!!! 図々しいかも知れませんが、続きがとても読みたいです!!!! 更新お願いしますm(_ _)m (2018年10月9日 1時) (レス) id: cb99672434 (このIDを非表示/違反報告)
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