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たつやくんと付き合い始めて2週間が経った頃
ラ「あ!Aちゃん!」
たつやくんがまた忘れ物をしたと言うので、届けに来たらあの可愛い子が出迎えてくれる
いつの間に名前で呼ばれるようになったかは知らないけど、可愛いから許すとする
「あ、ラウちゃん。これ、たつやくんに渡してくれる?」
ラ「やーだ。僕、Aちゃんとお話したいから楽屋行くのー」
年下のくせに力だけは強いようで、グイグイ引っ張られる
それを拒めないのも、全部この子が可愛いからなんだけどね。
向「あっ!Aちゃんやん!」
宮「あれ?どしたの?」
「たつやくんが忘れ物して、ラウちゃんに渡そうとしたんだけど、」
ラ「僕が連れてきたの!だってAちゃんとお話したかったんだもん!」
うぅ、かわいい
そんな、キュルキュルの目で私を見ないで...!
深「はい、お姉さん、それ犯罪だかんねー?」
そう言って、ラウちゃんに掴まれた手を解いたのは、年上のお兄さん
「未成年には手を出しません」
向「とかいって、ふっかさん、ラウに嫉妬してるだけやろー」
ラ「僕Aになら手出されてもいーもん」
目「奇遇だな。俺も同意する」
またもや、私の目の前に来る目黒さん
この人だけは、どうも少し怖い
「あ、あの...すみませんっ」
深「ふはっ!目黒、怖がられてんじゃん!」
宮「身長が高いからね」
向「多分そういうことやない、だて」
じっと見てくる目黒さん
え、なに?
目「ただ、じっと見てたくなる人だなーって」
はい?
いや、こわいこわい
なにこのひと
深「はぁい、ストップー。だめよ。Aちゃんじっと見ていいの俺だけ」
線の細い背中が目の前に立ちはだかる
くるりと顔だけ向ける彼は、どこか妖艶で大人で、私にはやっぱこの人だけだなって思った
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たまっち(プロフ) - あゆささん» ありがとうございます!最後まで読んで頂けて、作者も嬉しいです。作品を書いていて、岩本さん切ない...なんて思ってました(泣) 今後も作者の作品を読んでいただけたら嬉しいです。 (2021年9月11日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます!素敵な作品と言って頂けてとても嬉しいです。そらさんもなんですね...。いつか必ず会える日があると信じて、それまで妄想に浸りましょう!(泣) (2021年9月11日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
あゆさ - 切なくてもこころがあったまります(^^)完結ありがとうございます! (2021年9月11日 8時) (レス) id: 2daace8839 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初めまして!完結お疲れ様でした!いつも更新を楽しみに拝見していました:)素敵な作品に出会えて感謝ですっ!私もツアーに行けず、暫く引きずりそうですが一緒に乗り越えましょう(涙) (2021年9月11日 7時) (レス) id: 1df363a13b (このIDを非表示/違反報告)
たまっち(プロフ) - 優華さん» こんにちは!コメントありがとうございます!自分を見直した渡辺さんにも、チャンスが巡ってきて欲しいところですよね。今後もよろしくお願い致します! (2021年8月28日 12時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまっち | 作成日時:2021年8月27日 0時