エイトさんの体調不良part24 (ページ48)

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錦戸side

「お邪魔します。なんか、大倉の家来るんめっちゃ久しぶりやな。」

「んー、そうやっけ？確かに、最近ヤスとマルちゃんしか来てないかも。」

「たまには俺とも遊んでや。」

「亮ちゃん、いつも忙しそうなんやもん…今度、暇な時連絡して？」

大倉の家に着くなりほのぼのした感じになっとるけど、大倉、多分結構熱高いねん。

「体温計、どこにある？俺持ってくから、先寝室行っとき。」

「ん、ありがと。けど、体温計は寝室にあるから平気やで。」

「あ、そうなん？ほな、一緒に行こか。」

喋ってる感じはそこそこ元気そうやけど、やっぱり微妙に足元がおぼつかない大倉を軽く支えながら、寝室へ。

ベッドサイドデスクの引き出し開けたらちゃんと体温計入っとって、あぁ、ここに置いとけばしんどい時に動かずに済むんやなぁってちょっと感心した。

「まず熱測ってな。あと、どっか痛いとことかある？」

「…んー…さっき泣いたから、頭痛い…」

「あぁ、結構泣いてたもんな…目も腫れてまうかもしれへんし、冷やしとこか。濡れタオル作ってくるからちょっと待っとって。」

一旦寝室を出て、洗面所からタオル借りて、水で濡らして適度に絞って。

「ちょっと冷たいけど我慢してな。」

びっくりさせないようにそっと乗せたつもりやったけど、やっぱりちょっとびくっと身体が震えて、けど、すぐ慣れたみたいやな。

「亮ちゃん、さっき体温計鳴った。」

「ん、ほな見せてー…あぁ、38.5℃か…やっぱり結構高い…明日、あかんかもな…」

「んーん、明日までに、ちゃんと下げるから。」

「まぁ、下がればええけど…でも、無理はあかんで？とにかく、今はしっかり寝とき。俺、リビング居るから何かあったら呼んでな。」

ずっとここにおっても邪魔になるやろうし、みんなに連絡もせなあかん。

もちろん、ちょくちょく様子見に来るつもりではいるけど。