エイトさんの体調不良part24 (ページ39)

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渋谷side

一旦捌けたマルと大倉がなかなか戻ってこなくて心配やってんけど、10分ちょっとして帰ってきた時の大倉が割と顔色良くて安心した。

隣のヤスも、まあそれなりに普通にしとるし、これならなんとかなるんちゃう？

なんだかんだ、放送もあと半分ちょいやし。

もうすぐ、後半の準備のためにちょっと休憩あるし。

そんな感じで、楽観的になってきた頃、休憩へ。

後半、カメラ目線でスポーツせなあかんからこれから着替えに行くねん。

15分くらいの間、競技に出ないヒナが俺たちの過去の秘蔵写真公開とかそういうんで繋いでくれることになっとる。

俺らは裏に行って、運動着に着替えて…

「…渋やん、僕ちょっとトイレ行ってくるなぁ。」

「ん、大丈夫か？」

「おん、平気～。すぐ戻るな。」

何故かヤスが、下半身だけ着替えた状態でトイレ行った。

ヘラヘラしとったし、大丈夫って言っとったからそんなに気にしてなかったんやけど、自分の着替えが終わっても戻ってこなかったから心配で様子見に行ったら、

「…ぁ、ちょ、ヤス！大丈夫ちゃうやんか！」

「…ｯｯ…ごめんなさいっ…ぅっ……ぉぇっ……」

「あー、ごめんごめん。怒ってるわけとちゃうで。けど、しんどいならちゃんと言ってや…ほら、ここ出してええよ。」

「…んｯｯ……ｹﾞﾎｯ…おえぇｯ…んんっ……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…」

トイレ前の廊下でうずくまってるんを発見して、えずいてもうてるから袋当てたれば量は少ないけど吐いてもうて。

前からずっと我慢しとったんやろか、それとも、裏に来て気ぃ抜けてもうたんやろか…

とりあえず、この状態で運動は厳しいやろうから、競技の順番変えてもらうか、ペアの大倉に代わりにやってもらうか…

なんて、色々考えてたんが伝わってもうたんかな。

「…渋やん、っ…僕、大丈夫…ちゃんと、やれるで…！」

って。

正直、真っ青な顔してそんなん言われても全然説得力ないんやけど、、