エイトさんの体調不良part24 (ページ28)

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横山side

おおくら、大変そうやな……

俺も、手伝ってやりたいんやけど、今はあかんわ…

ほんま、びっくりするくらい身体動かへんねん。

さっきも、すばるが吐いたのに気づいたけど何も出来なかった。

朝の時点で38.5℃もあったんに、まだ寒いってことはもっと熱上がるんかな。

…あー、あかん。

頭働かへん。

とりあえず、早く治して大倉手伝おう。

そのために、今は大人しく寝とこ……

…ん？？

…亮……？？

「…亮？どうしたん…？」

「…んｯｯ……よこやまくっ…ﾊｧｯ……しんどいっ…ﾋｸｯｯ…も、むりぃ…ｸﾞｽｯｯ……」

「せやな…しんどいなぁ…目ぇ瞑っといたら寝られるかもしれんで…？寝て起きたらちょっと楽になってるはずやし…」

寝ようと思ったら、隣で亮が泣いてるんを見つけてもうた。

しんどいって泣かれても俺にはどうにもしてあげられへん…

目瞑ったら寝られるかも、なんて言ったけど、多分寝るのもしんどいってことなんやろな。

普段元気な亮やから、しんどいのもあんまり慣れてへんやろうし…

大倉に助けて欲しくて目線を上げたけど、大倉はまだすばるのことで手一杯みたいや。

亮のために俺にも何かできること…

…あ、せや。

「…亮…？俺、亮の布団行ってええ？」

「……ん…？…ｸﾞｽﾞｯｯええ、よ…？」

回らない頭で精一杯考えて、動かへん身体をどうにか動かして、不思議そうな顔した亮の布団に潜り込む。

そのまま、亮の胸のあたりに手乗せて、何回か軽くトントンして。

そしたら、さっきまで泣いてた亮が数分で眠ってくれた。

やっぱり、しんどい時って人肌恋しくなるもんな…

俺も、こっちの方が寒くなくてええわ…