エイトさんの体調不良part24 (ページ22)

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渋谷side

ヨコの家に着いて、じゃんけんで負けたヒナはそのまま買い出しに行って、俺はベッドサイドで看病っぽいことして。

「とりあえず、熱だけ測っとこか。測り終わったら寝てええから。」

「…ん……すばる、俺が寝たら、どっか行くん…？」

「…はぁっ！？そりゃ、トイレ行ったりとかはするかもしれへんけど…まぁ、基本的にはここおるつもりやで？」

いきなり何言ってんねんってびっくりした。

けど、そのあとも、

「…一人に、せんといて……」

熱のせいなのかめっちゃ涙目でそんなこと言うから。

あぁ、今日は甘えたい気分なんかなぁって思って。

「大丈夫やで。俺かヒナ、どっちかはちゃんとおるから。あ、ほら、熱測れたんとちゃう？体温計見してみぃ……うゎ、めっちゃ熱高いやんか…よう頑張ったなぁ…しばらく寝ときや。」

なるべく優しく声をかけて、頭ポンポンとかしちゃったりして。

そのあとも、しばらく胸のあたり軽く叩いとったら、寝息が聞こえてきて。

よかった、ちゃんと寝られたみたいやな。

さて、俺はこれからどうしたものか…

約束してもうた手前、ここから動くわけにはいかへんし。

かといって、このままここで座りほおけてるんもなんかもったいないし。

…ぁ、、そんなこと考えとるうちに俺も眠くなってきた…

せっかく時間あるわけやし、俺も昼寝でもするか。

「…おじゃましまーす」ｺｿｯ

ヨコのベッド、俺が入るくらいのスペースは空いとったから、そーっとお邪魔して。

いつもよりあったかいヨコのおかげか、どんどん瞼が重くなってきて、あっという間に夢の中へ…