陽菜の思い ページ10
A side
奏陽を幼稚園に送り出し、陽菜が小学校に行くのを見送った
朝から編集をしようと、家事を超特急で終わらせようとしていると、急にドアが開く音がした
誰だろ…マサイかな…って思ってると
シルク「ひな?」
陽菜「なんで、パパとママはYouTuberなの!なんで普通の人じゃないの!なんで私は…私は普通の女の子じゃないの!」
ひなの泣き叫ぶ声が聞こえた
A「ひな?」
私がリビングに顔を出した時には、ひなが部屋に籠った後だった
シルク「…とうとう言われたか…」
A「ん…いつか来ちゃうかなって思ってたけど…」
シルク「…普通…か…」
A「…よし、シルクの家行こ」
シルク「え?」
A「気分転換!行くよ!」
この家にいたら撮影機器とかで辛くなると思って、何もないシルクの家に行こうと思った
お義母さんなら、ひなの心を溶かしてくれる…そういう気がした
母「あら、ひなちゃん!」
陽菜「…おばあちゃん…」
母「こっちおいで!一緒にお料理しましょ!」
陽菜「…うん…」
A「私も一緒にやります!w」
今日のお昼はオムライスなので、準備を始めた
母「わ、またひなちゃん上手くなってる!」
陽菜「ん…」
母「Aちゃんに似てきたねw」
陽菜「…ママみたい?…」
母「うんw これからどんどんママに似てくるよーw」
陽菜「…なれるかな…私…なれないんじゃないかな…」
母「なんで?」
陽菜「私…私、パパに酷いこと言っちゃった…普通の女の子が良かったって…そんなことママは絶対に言わないのに…」
母「ひなちゃんの普通って何?」
陽菜「有名人の子供じゃないこと…」
母「そうじゃなかったら普通じゃないの?他の子供と同じように公園で遊んだり、小学校に行ったり…それは普通じゃない?」
陽菜「…」
母「そしたら私も普通じゃないなぁw だって有名人の親だもんw」
陽菜「…それは…」
母「普通か普通じゃないかなんて、自分で決めるものよ?他人にどうこう言われる筋合いなんてないわ?あなたをしっかり見てくれる人を大事にしなさい。」
陽菜「うん、うん…」
ひなは泣きながらお義母さんが言ったことを理解したみたいだ
陽菜「パパに謝ってくる」
すぐにシルクに謝りにいって、どちらも笑顔になってた
陽菜、あなたは普通の可愛い女の子
私の自慢の娘
堂々と自分の本当にやりたいことをして生きていってね
- - - -
まゆさん
リクエストありがとうございました!
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canty(プロフ) - あ〜ちゃんさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします(´˘`*) (2019年8月23日 22時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
あ〜ちゃん - 初めて読みました。とても面白かったです (2019年8月23日 22時) (携帯から) (レス) id: bdf5a50f71 (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - とーん。さん» ありがとうございます!こちらこそ、これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年6月8日 23時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
canty(プロフ) - 和世さん» リクエストありがとうございます!書かせていただきますね(´˘`*) (2019年6月8日 23時) (レス) id: 9fb8c80b7b (このIDを非表示/違反報告)
とーん。 - 移行おめでとうございます!これからも楽しみにしてます!またリクエストしたいなぁと思っているのでよろしくお願いします!! (2019年6月8日 22時) (レス) id: 757f99b46b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:canty | 作成日時:2019年4月30日 21時