突然の * 04 ページ4
「モトキー、何処にいる・・・あ、こんばんは」
「こんばん、は、、」
この人が"モトキ"と呼んでるのはどうやらさっきのキャップの人らしい。
モ「その人だよー、マサイお隣さんで間違いない?」
マ「あんまりアパートの住人に会うことないからなー、でもこの人はお隣さんで間違いないな」
モ「じゃぁ、いいよね?」
マ「あぁ、別にいーよ」
会話がテンポ良く進む。
「あの、えっと」
間違いじゃなければ、私はいま置いてきぼりを食らっている。困惑した表情に気づいたマサイと呼ばれる男の人が笑いながら謝罪の言葉を口にする。良く見るとハーフなのか、顔立ちがかなり整っている。
マ「えっとお隣の・・・」
「A、A Aです」
マ「Aさん、鍵無くしちゃったんですよね?俺の部屋でよければ、外は冷えますしとりあえず上がりませんか?」
凄くありがたい話であるが、いくらお隣さんだと言っても初対面の方のお家に図々しく上がり込むなんて。
ましてや、これは完全に私のミスなのに。
あれやこれや考えているとモトキと呼ばれてる人も優しく声をかけてくれた。
モ「初対面の男が何言ってんだーって思っちゃいますよね、すみません。勿論無理強いはしません、寒いから、Aさんが良ければで」
この人の笑顔は私を安心させる何かがあるようだ。
普通は初対面の男の人ってだけで、警戒するのだけど、この人は何だか暖かくて、安心する。
「ありがとうございます。すごくありがたいんですが、いくらお隣さんとはえい、初対面の方にそんなご迷惑をお掛けするなんて・・・」
マ「初対面っつったって、俺はAさん結構見てますし、大丈夫ですよ!」
モ「うわー、その発言なんかストーカーみたいで気持ち悪ーい」
マ「えっ!?違うって、そんなつもりじゃなくて!あの、Aさん!俺決してそんな、ストーカーとかじゃないですから!」
「・・・ふふ、あはははっ」
先程まで困った顔をしていた私が突然笑いだしたのだ、二人とも驚いていたが、それを見て安心したのかマサイとモトキもお互いの顔を見合せて笑ってくれた。
モ「ふふっ、笑われちゃった」
マ「だな!」
「すみません、お二人があまりにも楽しくて・・・あの、じゃぁ、お言葉に甘えさせて頂いても宜しいですか?」
マ「勿論!いらっしゃいませー」
二人の後について、お部屋に入っていく。
"ガチャ"
ドアが閉まる。
やはり部屋の中は暖かく安心する。
「お邪魔します」
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めいみ(プロフ) - Chさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*´ω`*)初めて書いたフィッシャーズの夢小説なので、そういって頂けると本当に嬉しいです♪短編もあるのでよろしければそちらもご覧下さい♪♪コメントありがとうございました! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
Ch(プロフ) - 前途多難な恋だから、めちゃくちゃツボですーーー!!!最高すぎて何て感想を述べたらいいかわからないので、めちゃくちゃ好きですとだけ!言わせてください! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 14fa37869b (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - そいさん» そいさん、コメントありがとうございます!好きだなんて、ニヤニヤしちゃいます(笑)こんなお話でも読んで頂けて楽しんで頂けているのであれば、本当に嬉しいです(つд;*)仕事終わり次第今日中更新できると思うので、今しばらくお待ち下さい♪ (2018年12月12日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
そい(プロフ) - あの 好きです(語彙力喪失 展開が私好みすぎて……めっちゃ焦れったいけどもっと焦らしてくれなんてMっ気のあるようなこと考えながら更新があるたびに最初から読み直してます笑笑 (2018年12月11日 22時) (レス) id: 251e5350d1 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 自然(??ω??)?さん» ありがとうございます!!そしてご指摘まで(つд;*)めっちゃ恥ずかしい間違いしてますね、私(笑)地味に訂正していきます!一応半分は終わりました!また何かあったら是非教えて下さい(つд;*) (2018年12月3日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meimi | 作成日時:2018年11月6日 23時