どっきり * 01 ページ26
仕込みから仕事だったので、今日は退勤時間が早い。帰りに夕飯の食材を買いにスーパーに寄って・・・なんな事を考えながらロッカーで着替えを済ませ、店を出る。
お店の正面を通って帰ろうとした時、テラス席にいつものお隣さん。
「マサーイくんっ」
マ「おん?仕事終わりか?お疲れさん」
パソコンをパタンと閉じて返事をしてくれた。
「もしかして邪魔しちゃった、ごめん」
そう言うと、ちょうど帰ろうと思ってたから、と。そうなると方向は一緒、必然的に一緒に帰ることになるのだが、今日はスーパーによりたい。否、寄らなきゃ夕飯がない。
「一緒に帰ろうっていいたいけど、私スーパーに寄らなきゃ夕飯作れなくて」
苦笑いでそう言うと、思いの外マサイくんが興味を示してきた。
「夕飯、Aちゃんが作んの?」
「うん?そうだけど・・・食べる?」
軽いのりで聞いてみたら思いの外勢いよく"食う!"と帰ってきたので思わず笑ってしまった。そしてマサイくんが続ける一言に思わず反応してしまう。
「だったら今日モトキとンダホも来るし、どっきりしかけよーぜ!」
モトキくんも一緒にご飯食べれるということに意識が行って、少し理解が遅れる。
マサイくん"どっきり"って云った?
「どっきり?」
「そーそー!俺らよく動画でやるんだけど、流石にAちゃん動画に出すわけにはいかねぇし、内々で楽しむ感じで!」
マサイくんの作戦は以外に簡単で、私が作った夕飯を用意して、モトキくん達には"今日は俺の手作り"と言っておく。普段料理しないらしいからそれだけでかなり驚くだろうって。そして、最後に私が隠れてる所から出て来て驚かす・・・と云うものだ。
それでも、普通に驚いてるモトキくんを見てみたくて、何よりもモトキくんと一緒に夕飯と考えると嬉しくて、マサイくんの話に乗った。
そのまま一緒に買い物に向かう。
話し合った結果、メニューはマサイくんがまず作らないであろう、"ご飯、お味噌汁、焼き魚、肉じゃが、ほうれん草のごま和え"というザ・和食。
どっきりの成功も勿論だが、実際モトキくんに食べてもらえるのが嬉しくもあり、不安でもあった。
材料をカゴにいれてレジに持って行くと、自然にマサイくんがお会計をしてくれた。
食材といつの間にか入ってたお酒を袋に入れながら、お金を返そうとすると、"Aちゃんは作る担当"と返されたので、申し訳ない気もしたが"ありがとう"と伝え、荷物をまとめ、お家に向かう。
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めいみ(プロフ) - Chさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*´ω`*)初めて書いたフィッシャーズの夢小説なので、そういって頂けると本当に嬉しいです♪短編もあるのでよろしければそちらもご覧下さい♪♪コメントありがとうございました! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
Ch(プロフ) - 前途多難な恋だから、めちゃくちゃツボですーーー!!!最高すぎて何て感想を述べたらいいかわからないので、めちゃくちゃ好きですとだけ!言わせてください! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 14fa37869b (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - そいさん» そいさん、コメントありがとうございます!好きだなんて、ニヤニヤしちゃいます(笑)こんなお話でも読んで頂けて楽しんで頂けているのであれば、本当に嬉しいです(つд;*)仕事終わり次第今日中更新できると思うので、今しばらくお待ち下さい♪ (2018年12月12日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
そい(プロフ) - あの 好きです(語彙力喪失 展開が私好みすぎて……めっちゃ焦れったいけどもっと焦らしてくれなんてMっ気のあるようなこと考えながら更新があるたびに最初から読み直してます笑笑 (2018年12月11日 22時) (レス) id: 251e5350d1 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 自然(??ω??)?さん» ありがとうございます!!そしてご指摘まで(つд;*)めっちゃ恥ずかしい間違いしてますね、私(笑)地味に訂正していきます!一応半分は終わりました!また何かあったら是非教えて下さい(つд;*) (2018年12月3日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meimi | 作成日時:2018年11月6日 23時