確信 * 01 ページ24
「昨日のフィッシャーズ見た?」
「見たー!キスのやつー!」
「やばくなかった?笑いすぎて辛かったー」
「ダーマの発言!!」
「もっきゅんのファイティングポーズからのちゅーも可愛すぎて見返した!!」
「わかるー!!最近YouTubeばっかり見てる気がする」
「お待たせしました。ケーキセットです」
久々のホール。
ケーキを持っていくと、女子高生が大いに盛り上がっていた。内容はあんまり聞いてかったけど、YouTubeの話をしてみたいだ。
フィッシャーズというYouTuberなのだろうか。人の名前も出てたみたいだけどちゃんと聞き取れなかった。でも、ちゅー、とか言ってたな、キス動画?男女で?
YouTuberってそんな事もするのか、モトキくんたちはどんな事してるのかな。
この間の帰り道の出来事以来、どうしても色々考えてしまう。気持ちを整理するために夜は久々に樹里に会う約束をした。
* * *
「それはもう、好きなんじゃん」
いつものバーで、いつもと同じお酒を片手に、樹里がはっきりと。
このスパッとした性格、少し分けてもらいたい。
「やっぱりそうなのかな?」
「むしろそれ以外に何があるの」
笑いながら私に言う。
マスターもクスクスと笑ってるのは、はっきりしない私に対してか、目の前にいる気持ちよく酔ってる自分の彼女に対してか。
「じゃぁA。考えて、想像してみて」
「うん」
「えーと、そのお隣さんの、マサトくんだっけ?マサルくんだっけ?」
「マサイくんね」
いつもはお酒に強い樹里だが、今日はなんだか結構酔いが回ってるようだ。
「そのマサイくんでも、他の誰かでもいいから。もうすぐクリスマスだし、一緒に過ごすとこ想像してみて!」
クリスマスを一緒に?
「そーだなぁ、Aの部屋にケーキとディナー。何人かで想像してみて」
マサイくんと二人きりでクリスマスディナー・・・なんかいまいち想像できないな。
ンダホくん・・・なんかいっぱい食べそう。
シルクくんは・・・もはや想像したら二人って云うより回りに皆が浮かんでくる、うん、楽しそう。
「どう?」
「楽しそう、かな?」
「次、モトキくんと二人きり!」
私の部屋に、モトキくん。
小さめのソファーに二人で座って、ケーキとディナーがあって。隣を向くと優しく微笑むモトキくんが・・・・って。・・・やばい。
「樹里さん、これは、まずい、です」
私の顔は真っ赤になっていた。
「ね、そう言うことだよ」
樹里は満足そうにそう言った。
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めいみ(プロフ) - Chさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*´ω`*)初めて書いたフィッシャーズの夢小説なので、そういって頂けると本当に嬉しいです♪短編もあるのでよろしければそちらもご覧下さい♪♪コメントありがとうございました! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
Ch(プロフ) - 前途多難な恋だから、めちゃくちゃツボですーーー!!!最高すぎて何て感想を述べたらいいかわからないので、めちゃくちゃ好きですとだけ!言わせてください! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 14fa37869b (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - そいさん» そいさん、コメントありがとうございます!好きだなんて、ニヤニヤしちゃいます(笑)こんなお話でも読んで頂けて楽しんで頂けているのであれば、本当に嬉しいです(つд;*)仕事終わり次第今日中更新できると思うので、今しばらくお待ち下さい♪ (2018年12月12日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
そい(プロフ) - あの 好きです(語彙力喪失 展開が私好みすぎて……めっちゃ焦れったいけどもっと焦らしてくれなんてMっ気のあるようなこと考えながら更新があるたびに最初から読み直してます笑笑 (2018年12月11日 22時) (レス) id: 251e5350d1 (このIDを非表示/違反報告)
めいみ(プロフ) - 自然(??ω??)?さん» ありがとうございます!!そしてご指摘まで(つд;*)めっちゃ恥ずかしい間違いしてますね、私(笑)地味に訂正していきます!一応半分は終わりました!また何かあったら是非教えて下さい(つд;*) (2018年12月3日 17時) (レス) id: 41934aeb67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meimi | 作成日時:2018年11月6日 23時