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そこからはもう言葉が溢れ出した。

私の選択が何人を殺したのか。

どこかで誤魔化していたことが一気に押し寄せてきて、罪悪感で息ができない。

逸見さんは、私が話すのを黙って聞いた後、そっと私の折れた指を撫でた。

「ならば、君に出来る償いは一つだ」

彼の、心臓の在処を。

「君が迷えば迷うだけ、奴は命を奪っていく」

「今も、一般市民を無差別に殺している」

「ハンター達が捕らえようとはしているが、手に負えない」

彼の、命を。私が?

「……できない」

私にとっては、彼の命はその他全員より重いのか?
答えはわからないが、やはり涼星は殺せないと逸見さんからの問で確信した。

迷いは嘘のように解けていた。
私は涼星を殺さない。

私は神父を見つめる。
暗い目が細められ、私を見下ろしていた。

「……そうか。ならば多少手荒な手段に出よう」

右手首を強く掴まれる。
神父は太めの針のようなものを取り出し、私に見せた。

「何に使うか分かるか?」

首を振る。

「これを、爪の間に差し込んで、持ち上げていく。……つまり爪はぎに使うものだ」

恐怖が私の顔に浮かんだのを見て、彼は笑う。

「しっかりとくっついている爪と肉を、時間をかけて剥がしていく。指先は神経が多いからな、痛むぞ」

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ほっ - え、今更新中止しますか!?めっっっっちゃいいところだったのに!?? (2022年3月6日 13時) (レス) @page49 id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
冷兎 - あ”ぁ”ぁ…っ、ちょ、いいところっ……!!今!いいところぉっ……… (2021年7月31日 2時) (レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
あま - 一番気になるところで… 更新待ってます!!! (2020年6月20日 23時) (レス) id: 621034dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
- 今、更新停止中ですね。 (2020年2月19日 17時) (レス) id: a614cebea9 (このIDを非表示/違反報告)
NZM(プロフ) - 更新楽しみにしてます…!吸血鬼様良き… (2019年11月22日 16時) (レス) id: 13f970b2f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タケノン | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年1月4日 0時

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