【名前変換オリジナル】お前の血・・・・吸わせろよ【吸血鬼】2

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「Aー。大丈夫？」

ドアが開くと同時に、鬱陶しい声がする。
水島佳樹。

「……」

無視するが、彼は気にせず喋り続ける。

「薬の副作用も、もう平気みたいだね。氷は新しくしなくて大丈夫？」

うるさい。

「A、明日はお休みなんだよ！今日のお薬がキツかったから安静にするようにってさ」

……つくづく厚い待遇だな。

「ねえ、明日は君のそばにいたいなぁ」

安静にできないからやめろ。

「なにかしたいことはある？」

……決定してんのかよ。

「家に帰せ」

ぶっきらぼうに答えると、彼は困ったように頬をかいた。

「それはちょっと無理かなぁ。……お散歩なら行けるよ」

……まあ、メリットはあるか。
黙っていると、彼は勝手に、じゃあ決まり、とか言い出した。本当におめでたい頭だな。

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