【名前変換オリジナル】お前の血・・・・吸わせろよ【吸血鬼】2

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体がびくびくとはねて、指にさえ力が入らない。

「っ、もう、だめだ」

いつもならやめてくれる頃になっても、全くやめる気配がない。

「まだ大丈夫だろ」

首を横に振るが、涼星は目を細めた。

「まだ答える理性が残ってるからな。余裕なんだろ」
「……違う、から」

袖を掴むと、さらに強く噛まれる。

「……もっと壊れてくれ。ほら、気持ちいいか？」

溢れ出る血液を、絶え間なく吸われてわたしは悲鳴をあげる。

「っや、ひっ、やぁああ！！やだ、やめて、」

視界がぼやける。
脚の血管が、ぴくぴくと震えている。

「……やだ、もう、だめだからっ」

痛くはない。むしろ気持ち良くて辛いぐらいだ。が、本能が命の危機を叫んでいる。
このままでは、死ぬ。

「……悪い子だ」

拒否されたせいか、冷たい瞳の涼星が、私を見下ろす。


「っ、ごめん、ごめんなさい、」

恐怖と快感に溺れた脳は、機能を果たさなくなった。
……自分の命を守ることさえ、出来なくなった。

「……もっと、吸ってくださいっ、……きらわないで」

わたしは泣きじゃくってそう言った。
涼星は満足気に微笑む。

「……いいよ。もっと吸ってやる」

……そこからの記憶は、あまりなかった。

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