【名前変換オリジナル】お前の血・・・・吸わせろよ【吸血鬼】

20話 ページ21

水島「教えてくれれば楽になるよ？」

榛原「・・ッ、ゲホッ・・いﾞやだ・・っ、」

水島「じゃあ・・・ちょっと覚悟してもらおうかな」


佳樹に抱きかかえられる

人に触れられると、よけいに痛みが強くなった

頭の中が真っ白になる


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


気がつくとがらんとした部屋の中だった


水島「おきた？」

榛原「ッ・・ここ、どこっ？・・」

水島「僕の家だよ」


俺はたぶんベッドに寝かされている

さっきの痛みは全く変わらず身体を蝕んでいる


榛原「いた、い・・・っ！佳樹っ！」

水島「言えば解放されるよ・・・A」


だめだ

そんなことしたら涼星が死んじゃう


水島「やっぱり言わないよね・・・しょうがないな」

榛原「？・・っん・・！？」


唇が重なり、何かの薬が自分の口に入ってくるのが分かる


水島「呑んで」


鼻をつままれて、飲むしかなくなる

絶対にこれは危険だけど

このままじゃ死ぬだけだ

ごくりとカプセルを飲み込む


水島「んーいい子いい子」

榛原「なんの、・・っ薬だよ！」

水島「どんなに痛いことをしてもきっと教えてくれないからね・・・君の記憶は
　 もうハンターにとって必要ない。リセットだ」

榛原「っ！！！いやだいやだいやだ！返して！！佳樹！！いやだよ！！」


涼星のことも忘れてしまう

きっと間違った記憶を植えつけられる


榛原「佳樹っ・・ひどいよ・・・・」


涙が溢れてきて止まらない

そのなみだを佳樹が手で拭う


水島「忘れちゃえば、悲しくないから」

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