たけみっちのお兄さん。【東リべ】

20、俺とマイキーと兄貴 ページ20

マイキー「俺はそんな兄貴が好きで、憧れだったんだ。

前...土手でチャリンコ乗った時話したろ。タケミっち、兄貴に似てるって。


けど、やっぱ他に違うとこもあったんだな。


タケミっちには、心配してくれる家族がいた。

俺の兄貴はどうしても元々不良だから....

俺も兄貴に心配されることも、死んじまってなくなっちゃったし。


だから、羨ましいよ。タケミっち。



兄貴みたいに弱いのに兄貴みたいに諦めなくて。そしてオマエもいる。


羨ましい。」




『.....あっそ』ぐしゅ






マイキー「...なあ、A。オマエが兄貴なんだろ。



じゃあ、お前が守ってやれよ。1番に。」




『...はぁ......？......何言っ....』



マイキー「...ふっ。お前もついてこい！東京卍會に入れ！！

入って、弟を守れよ！！！」



『！！』



マイキー「決めるのはお前だ。どうする？」



『....ずりぃ』

マイキー「しーらね」


『.....断る理由なんてない。

弟を守るために喧嘩止めた。今度は弟を守るために喧嘩する。』




マイキー「ふはっ！！さすが、そう来なくっちゃ！！






ようこそ、東京卍會へ。」



『俺が入ったからって後悔すんなよ』

マイキー「しねぇーよ。ほら、泣いてんでしょ。俺のバブに乗って」

『........ん』


ペタッ。


マイキー「...え？」

『.....なに、マイキーいかないの』

マイキー「あ、いや...うん、行く」

『？....あっそ.....？』


マイキー「(ほ、ほっぺ背中にくっ付けて...え、泣いた後だからって可愛すぎない？
　 泣いてなかったら絶対、バブ乗るの拒むよな...しかも名前呼び...

...ラッキー♡)」



(自分の知らないAクンのデレを見て、ご満悦のマイキーです。)

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ドラケン「おいマイキー！！もう始まる...って、なんでA...？」

マイキー「んー？東卍入るって♡」

ドラケン「...マジ？」

マイキー「マジ♡」


ドラケン「じゃあなんでアイツお前のバブで寝てんだ？」

マイキー「いや、会ったから...」

ドラケン「それで俺に通ると思うか？」

マイキー「まー細かいことはいーじゃん！」

ドラケン「あっおい！！」

マイキー「たい焼き買ってき終わるまで待ってー！！」

ドラケン「はぁ！？...チッ。お前ら、ここらに居るなら自由にしてていーぞ」

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