06恋 ページ7
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本当は、ずっと
あの時から、私の時間は止まったまま
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(確かに覚えてる、柔い感触)
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「失礼します、ばやしは…って、あれ？」
「あ…あの、」
「Aちゃん、ばやしみててくれたの？」
「あっ、はい」
「そっか。ありがとう」
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ノックをして医務室に入ってきたのは…東浜さん
ピッチャーの、東浜巨さん。
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にこっと笑った東浜さんからは、爽やかな風が吹いてきそうで
こりゃあ女性からの支持も抜群な訳だ…
なんて、心の中で頭を抱えた
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東浜さんとお話するのはほんの数回目で
誠知がいるとはいえ(しかし眠っている)
やっぱ、緊張するな…
って、さっきの聞かれてないよね！？
(どうしてあの日…のやつ)
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「ばやし、熱はどう？」
「ん…なかなか、下がらないみたいです」
「疲れがピークなんだよね、きっと。
今からばやしを車で送ってくけど、Aちゃんも一緒にどう？」
「え、私ですか？」
「お仕事、終わった頃でしょ」
「でも、申し訳ないです」
「はは、気にしなくていいから」
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ね、と私の顔を覗き込んで
東浜さんは軽々と誠知をおぶった
どうやらさっきのは聞かれてないようで安心だけど
ほら、おいでって首で合図する東浜さんに
お言葉に甘えざるを得ない私
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「え？」
「ん？」
「後ろ、ばやし寝るから
Aちゃん、助手席来て欲しいんだけど…」
「でも、週刊誌にパシャリとかされたら」
「そんな心配しなくていいよ(笑)」
「…じゃあ失礼致します、」
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そんなこんなで
東浜さんの車(さすが高級車)に
しかも、助手席に乗ることになってシマイマシタ
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「彼女さんに申し訳ないです…」
「え？彼女、いないけど」
「…嘘だ」
「いやいや、ほんとだから」
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私服姿の東浜さん(当たり前か)
少し腕まくりをして、慣れた手つきでハンドルを回す姿が様になってる
こんなにかっこいい東浜さんに彼女がいないとは
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「やっぱ慣れない？」
「…まだ、緊張します」
「俺もごめんね、突然
でも、全然肩の力抜いてくれていいから」
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東浜さんとまともに話すのは初めてで
話題を一生懸命考えたけど
東浜さんが笑って話しかけてくれたお陰で
私もなんとか口を開けた
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「"東浜"って言いづらいでしょ」
「そんなことないです、ひがりはまさん…あ。」
「早速噛んだじゃん(笑)」
「…お恥ずかしい」
「別の呼び方で、呼んで欲しいな」
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BGMのHYの曲が、ゆったりと響く
…別の呼び方、とは？
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凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん(´∀`)ついにです...！ここまでお付き合いくださってありがとうございます！ (2018年11月11日 23時) (
レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - つ…遂に！！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 03ef5bc57a (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 澪さん» 澪さん◎ありがとうございます（ ; ; ）嬉しいコメントに私もキュンキュンしちゃいました(´▽｀*)応援ありがとうございます！ (2018年11月10日 14時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 突然のコメント失礼します。殿堂入りおめでとうございます！とてもキュンキュンしながら読ませていただいてます。これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 10f685532e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん◎ありがとうございます！是非2人の行く末を見守ってください...！ (2018年11月6日 7時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛*
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2018年9月18日 1時
