41恋＊side西田哲朗 ページ44
side◎西田哲朗
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ピュアな恋する乙女さん
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『初めまして西田さん！
今年からホークスのカメラマンになった間宮です』
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俺と同時にホークスに入団したカメラマンは
凛とした瞳の女の子だった
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「西田さん…意外とイケメン？」
「おい意外とってなんや」
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最初から接点が多かった俺達は
打ち解けるのに時間はかからなくて
突然の移籍で戸惑っていた俺が
すぐホークスに溶け込むことが出来たのも
Aのお陰だったって、振り返って思う
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「へー、ばやしとAって幼なじみなんだ」
「しかも誕生日も生まれた病院も一緒らしいよ」
「何それ、もう運命やん」
「それ慶三さんも言ってた」
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そんなAとばやしが幼なじみだと知ったのは
ある日のロッカールームでの今宮との会話
そう言えば仲いいなぁって気づいてはいたけど
まさか、そんな関係だったとは
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「俺思うんだよね〜」
「ん？何を？」
「ばやしとAちゃん絶対両想いだって」
「あー、なるほど」
「ばやしがあんな嬉しそうに女の子と話してるのってなかなか見かけないし
Aちゃんも満更じゃなさそうだし
ビックカップル誕生はいつになるかな〜」
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今宮はにやにや、楽しそうに2人の背中を眺めてて
俺もすぐに、Aとばやしの2人を
見守ってるのは今宮だけじゃなくて
ホークスの皆もだってことに気がついた
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(まぁ、初々しくて可愛いし。分からなくもないわ)
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そして、ばやしとAが付き合い始めたのは
それから数ヶ月経ってからで
2人の新しい関係が公表されてからも
周りが親のような目線で見守り続けてる
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(ばやし、ほんまは秘密にしたかったらしいけど)
(内さんなんてデートの手配までしてたし)
(何だかんだ愛されてる、2人の幼なじみ)
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ばやしは野球選手としても一流で
ストイックで、いい奴だし
良かったなぁA、なんて心の中で思った
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「誠知、私に魅力ないって幻滅したのかな」
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そんなAが、まさか俺に相談するとは
びっくりする反面、嬉しかったりして
わざわざ女子に人気のカフェまで手配した俺
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「応援してっから、頑張れ」
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そして、背中を押すエールを送った上に
気付けば…Aの髪を、そっと撫でてた
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「……ありがとう、西田さん」
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頬の赤く染まった、綻んだ笑顔を見せるA
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あれ？……ヤバい、これ
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ピュアに真っ直ぐ恋するAを
＿＿＿可愛いって、思ってしまった
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凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん(´∀`)ついにです...！ここまでお付き合いくださってありがとうございます！ (2018年11月11日 23時) (
レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - つ…遂に！！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 03ef5bc57a (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 澪さん» 澪さん◎ありがとうございます（ ; ; ）嬉しいコメントに私もキュンキュンしちゃいました(´▽｀*)応援ありがとうございます！ (2018年11月10日 14時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 突然のコメント失礼します。殿堂入りおめでとうございます！とてもキュンキュンしながら読ませていただいてます。これからも更新頑張って下さい！ (2018年11月10日 12時) (レス) id: 10f685532e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん◎ありがとうございます！是非2人の行く末を見守ってください...！ (2018年11月6日 7時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛*
| 作者ホームページ：https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時：2018年9月18日 1時
