40恋 ページ43
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コンサルタント西田さん
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「わっ、このスパゲティ美味しい!
ほっぺ落ちる!最高〜!」
「ははは!ここ見つけた俺さっすが!」
「でも西田さんがスパゲティランチってなんか似合わない…」
「ん?どういう意味じゃい」
「西田さんはラーメンのイメージです」
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ランチメニューのカルボナーラを食べつつ言えば
西田さんはばーかって私にデコピンする
ちなみに西田さんが頼んだのはミートスパ
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「せっかくAのために店予約して
相談受ける気満々で昼飯まで奢ったのにな〜
相談料とるぞ?いいのか?」
「ごめんなさい西田様」
「まぁいいってことよ
ところで相談って何だ?」
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そう、『相談があります』って西田さんに連絡して
練習のない日にここ…カフェで待ち合わせをして
ふたりになるように来てもらった理由は
(場所を選んでくれたのはありがたいことに西田さん)
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「大体理由は分かるけどなー」
「なんだと思います?」
「う・え・ば・や・し♡」
「わー…語尾のハートいらないです」
「うるせっ」
「まぁ、正解なんですけど」
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西田さんは、私とほぼ同時にホークスに入ったから
かなり仲良くさせてもらってる先輩
西田さんはやっぱり?ってにやにや笑いながら
私の言葉の続きを待ってる
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「ばやしとなんかあったん?」
「…無いんです」
「えー?いい事じゃん」
「違います、無さすぎて悩んでるんです!」
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思わず強く主張するような言い方をしてしまって
慌てて口元を抑える
西田さんは、分かった分かったと私を宥めた
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そう、悩みと言うのは言葉の通り。
誠知と、何も無さすぎて悩んでいるのです
つまり、進展が何も無いと言う訳で
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付き合い始めてから、キスをする数は徐々に増えた
けど…それ以上に進むことは無くて
誠知が私の事を求めてくれないことに
だんだんと不安を覚えていった私
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「誠知、私に魅力ないって幻滅したのかな」
「…はぁー…」
「なんで溜息つくんですか」
「お前マジで鈍感な上にバカ」
「わ、ディスられた」
「君たち幼なじみでしょうが!」
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「でも幼なじみだから、ばやしも進むの躊躇ってるんとちゃう?」
「……」
「それだけAのこと大事に思ってんだよ」
「…大事に…」
「一緒にいてわかんだよ、ばやしがどれだけAのこと好きかなんて。
だから…A次第だと思うぞ」
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応援してっから、頑張れ。って
西田さんは私の頭をぽんぽんと叩いた
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凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん(´∀`)ついにです...!ここまでお付き合いくださってありがとうございます! (2018年11月11日 23時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - つ…遂に!! (2018年11月11日 23時) (レス) id: 03ef5bc57a (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 澪さん» 澪さん◎ありがとうございます( ; ; )嬉しいコメントに私もキュンキュンしちゃいました(´▽`*)応援ありがとうございます! (2018年11月10日 14時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 突然のコメント失礼します。殿堂入りおめでとうございます!とてもキュンキュンしながら読ませていただいてます。これからも更新頑張って下さい! (2018年11月10日 12時) (レス) id: 10f685532e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん◎ありがとうございます!是非2人の行く末を見守ってください...! (2018年11月6日 7時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛* | 作者ホームページ:https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時:2018年9月18日 1時