02恋 ページ3
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あいつには、君だけ?
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「相変わらず仲良しだなぁお二人さん!」
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がははと豪快に笑いながら
私の目の前でストレッチを始めた、元気いっぱいな人
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「マッチさん、別に私たちそんなことないです」
「またまた、素直にならないかんって!」
「素直になれと言われても……」
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ねぇ?
首を振って否定をすれば、マッチさんはそうか?ってきょとん顔
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マッチさんこと、松田宣浩さん
ホークスの元気印と言えばこの人
ホークスには明るい人いっぱいいるけれど
この人は、格別。なんてったって熱男!
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「でもさ、俺やっぱり運命だと思うんだよなぁ」
「運命?…あぁ(笑)」
「Aちゃんが、小さい頃ずっと一緒に育ってきた幼なじみのばやしのいる球団に配属されるってさ」
「それは…本当にたまたまなんです」
「あの時のばやしの顔は忘れられんわぁ〜」
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Aちゃんが新しい専属カメラマンですって
俺たち選手のとこに挨拶来たじゃん?
その時ばやし、カチーンって固まってさ
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"え?AってA?あのA?"って
自分の頬をべしべし叩いた挙句、Aちゃんの肩をぶんぶん揺さぶって
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「ばやし、思いっ切りポーカーフェイス崩れとったわ」
「私も誠知には内緒にしてたので、ドッキリ大成功でした。えへへ」
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マッチさんと顔を見合わせて、ふふふと笑う
彼の笑顔はやっぱり素敵で
自然とカメラのシャッターを切っていた、私
(笑顔の理由はまぁ、置いておいて)
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あ!不意打ちやったな!って
マッチさんにコツンとおでこを小突かれた
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「でも、ばやしとAちゃんって誕生日同じなんだろ?」
「実は…はい。8月1日です」
「しかも、産まれた病院も同じで」
「うちの地元、田舎なので…」
「なんとなんと、家までご近所さん」
「…徒歩、30秒です」
「こりゃ運命でしょうが!!」
「!! 違います!」
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マッチさんの頭の上に、電球が見える(気がする)
ほんとに私と誠知はそんなじゃいです、って
言おうとしたけど、興奮してるマッチさんには届きそうもないから諦めました
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「でも、誠知にはAちゃんだけなんだよなぁ」
「何がですか?」
「あんなにちょっかい出して、楽しそうにするの」
「それは腐れ縁だからですよ〜」
「……そうかぁ?」
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俺には、そう見えないけどって
ストレッチを終えたマッチさん
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(そうだよ…腐れ縁だよ)
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私と誠知は、そういう関係なんです!
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凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん(´∀`)ついにです...!ここまでお付き合いくださってありがとうございます! (2018年11月11日 23時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - つ…遂に!! (2018年11月11日 23時) (レス) id: 03ef5bc57a (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - 澪さん» 澪さん◎ありがとうございます( ; ; )嬉しいコメントに私もキュンキュンしちゃいました(´▽`*)応援ありがとうございます! (2018年11月10日 14時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 突然のコメント失礼します。殿堂入りおめでとうございます!とてもキュンキュンしながら読ませていただいてます。これからも更新頑張って下さい! (2018年11月10日 12時) (レス) id: 10f685532e (このIDを非表示/違反報告)
凛*.(プロフ) - リンさん» リンさん◎ありがとうございます!是非2人の行く末を見守ってください...! (2018年11月6日 7時) (レス) id: da5814e32d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛* | 作者ホームページ:https://twitter.com/j2hi_ve
作成日時:2018年9月18日 1時