2話 ページ3
強烈に香る、美味しそうな血の匂い。
意識が覚醒していない私の脳は悪いことに本能だけが働いてしまい、ふと窓に映った自身の赤い瞳を見て心を落ち着かせることが出来た。
ここは、多分病室みたいな部屋だろう。人の血の匂いやアルコール、お酒の匂いまでする。何で？
腕に違和感を感じ、見てみれば3つくらい点滴をされていた。これ勝手に引っこ抜くと怒られたなと思い出しここで待機しておくことに。
その後、しばらくボーッとしているとカーテンの向こうからドアが開く音がした。足音的に人は1人かな？
足音は真っ直ぐとこっちに向かってきてる様だ。女の人かなぁ。可愛いナースさんとか？
「あ、起きてる。今の体調どんな感じ？」
『…えーと、喉が渇いてるくらいですかね？』
「なんで疑問形なのwちょっとまっててね。水とってくる」
目の前に現れたのはナースさんというよりお医者さんだったかな。顔に神ってかいた雑面つけてた。色んな趣味があるからいいと思うよ、うん。
その後、コップに水を入れたのを持って来たお医者さんにお礼を言いつつ水を貰った。水じゃないんだけどここまでしてもらっていらないとは言えない。
『すみません…なんか色々とお世話になりました。あの、お名前お聞きしてもいいですか？』
sn「いえいえ。俺の名前はしんぺい神、気軽に
しんぺいさんって呼んでいいよ〜」
『しんぺいさん。』
確認するように名前を呼べば、「はーい」と反応をしてくれる彼は優しいのだろう。顔こそは見えないが雰囲気がすごく穏やかで初対面なのに落ち着いた気持ちになれた。
sn「君の名前はなんて言うのかな？」
『私の名前はAです』
sn「Aちゃんね！こんな美人さん見たこと無かったけど他の国から来たりしたの？」
『そうなんです。旅行みたいに色んな国回ってたら迷子になる上に気分が悪くなってしまって……』
sn「そかそか！どのくらい歩き回った？」
『１ヶ月…くらいですかね』
sn「うんうん！その間吸血我慢してたのに今この場所で耐えれてるのはすごいなぁ」
突然出てきた言葉に身体が固まってしまった。
目の前のパイプ椅子に座っている彼の表情は相変わらず雑面で隠されていて見えないが、雰囲気が変わることなく喋るしんぺいさんに冷や汗が止まらなかった。
『………この国は、どっちですか？』
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樹乃(プロフ) - あっ、えちぃ奴ですね！(察)御馳走様です！！！！！ (9月23日 14時) (
レス) @page14 id: df66a330f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - ﾊｧｯ(昇天)待って好きえっつなの大好物！（） (2023年1月6日 3時) (レス) @page30 id: 73572317b8 (このIDを非表示/違反報告)
荒脅レオン(プロフ) - コメ失礼します…脳内再生させてみたら尊過ぎて天国行きかけてしまいました…。天国をありがとうございます！失礼しました！！！！ (2022年12月16日 17時) (レス) @page45 id: 8c9c47586b (このIDを非表示/違反報告)
かめ - 初コメすみません……snさんの照れ顔想像したら、スマホ投げそうになりました() 尊いです……失礼しました…… (2022年5月28日 0時) (レス) @page8 id: a727910568 (このIDを非表示/違反報告)
玉こんにゃく(プロフ) - あぁぁぁ〜っ！エミさんドMキャラなのくっそ好きです…美味しい…応援してます、頑張って！ (2021年9月1日 3時) (レス) id: 6917921727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こねまる | 作成日時：2020年11月21日 14時
