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私は彼に別れを告げてから、心の穴を埋めるように遊んだ。
BARに入り浸って知らない人と記憶をなくすまで飲んだり、大学の友達に誘われて合コンに参加してみたり。
酒も男も今までまるで興味無かったというのに、他にどうしたらこの寂しさが埋まるのか私は知らなかった。
しかし酒で一時的に彼を忘れられても、正気に戻るとやっぱりどこか寂しい。
そんな日々を過ごしていた。
「‥‥おいおい、」
いつものバーで飲んでいたその日、たまたま赤井さんがやってきて私の隣に座った。
「‥‥だいぶ飲んだな」
『赤井さ〜ん、おちかれさまです〜』
「最近荒れてるみたいだな」
何があった？という赤井さんの言葉に、ふわふわした頭で答える。
『あむろさんにばいばいしたんですよ〜』
「‥‥ほう？」
『だってわたし、たくさんいるせふれのひとりだし』
「…」
『すきなのはわたしだけで』
「…」
『でもきらわれるのがこわくてそんなこといえません』
あー、眠い。
まぶたが重くなっていく‥‥
「まったく‥‥」
まどろみの中で、大きな手が私の頭を撫でた。
ああ、温かい。
この感覚、よく知ってる。
「本当にいい度胸してるな、」
Aが隣で突っ伏して寝てるのを横目に、俺は酒をあおった。
ガラスの中で氷が音を立てる。
酔っている彼女からは断片的な情報しか得られなかったが、だいたいは掴めた。
降谷零くん。
一度話をしなければならないようだ。
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ピカチュウ - 面白いです！！安室が、目を覚まさないまま終わりは嫌です。だから、更新頑張ってください！！！ (2020年9月15日 6時) (
レス) id: 59772e939d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 続き待ってます！ (2020年8月20日 11時) (レス) id: b4debc2124 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 続きが気になるところで終わらせますね！？更新頑張ってください！ (2020年6月5日 11時) (レス) id: da120451b3 (このIDを非表示/違反報告)
MONACA(プロフ) - 続きはないんですか？？？ (2020年4月13日 14時) (レス) id: 21fce29ea8 (このIDを非表示/違反報告)
空白@吹部@Tp@不定期浮上(プロフ) - こういうラストってありなんですか、、、！？(混乱) (2020年4月11日 7時) (レス) id: 16e27b9642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2020年1月29日 14時
