猗窩座になってるなんで【煉獄杏寿郎】

背負う ページ43

 


「千寿郎くん、煉獄さんはどこ行ったの？」

ついさっきまで部屋で寝ていたはずが屋敷のどこにもいない

「兄上なら刀鍛冶の里へ行かれましたよ」

「行ってくる」

立ち上がり飛び出す。煉獄の事となると判断は光の如し。

｢あ、Aさん！場所は誰にも分からないのですよ！?｣

｢大丈夫！玉壺ちゃんに聞くから！｣




｢わたくしの手柄を横取りするつもりですか！？｣

｢場所だけちょっと教えて、玉壺ちゃん！｣

｢ですからそれが横取りだと何故分からないのですか！｣

これをさっきからループしている

「玉壺、貴様この上弦の参に逆らうのか」

「そ、そんな滅相もございません！」

「いいから吐け、吐いて楽になれ」

無惨の真似をして玉壺の頭を手に乗せるが、なぜかうっとりしている。かわいい

｢こんな事をして、無惨さま、いえ黒死牟殿に言いつけます！｣

って言うから玉壺の頭をバスケットボールのようにてんてんとドリブルした

九谷焼の壺をあげるからと交渉し教えてもらうと、隠に背負われてる煉獄に追いつく

入れ替わってわたしがおぶって行こう！

隠のユニホームをこっそりお借りし、理由をつけ本来の隠と入れ替わり次の地点で待ち伏せた。


｢ここまでよく頑張った！次は君だな、よろしく頼む！｣

なんて礼儀正しい。育ちがいい。隠の人にまで労いの言葉を忘れなくて！

よっこいしょ

うおぉーー煉獄さんの体が背中に密着してそして首に腕がまわってバックハグされてる！(違う)

しぬーーと心の中で叫びながらも、軽々と72キロの筋肉質のバランスの良いツヤツヤのえろえろの強靭な体を背負う

｢君は力強く速いな！安心していられるぞ！｣

｢ありがとうございます！あともう少しわたしの背中に身をお任せください！｣

｢何か聞き覚えのある声だが…｣

｢気のせいですよ、煉獄さん！｣

｢？…ち、ちょっと待て、一旦降ろせ。俺をそう呼ぶのは限られている上、聞き覚えのある声、まさか｣

バレたか、まいいか。ところで目の前の目隠しの煉獄さん、これに手足を縛れば……///

いかんイケない妄想を…。


「君は上弦の参！」

「あっぱー３です！」

『Upper Rank３』英語版のコミックも見た

「何を言ってる！毎回毎回次から次へと！」

とにかく君はもう帰れ、里へは来るな！と強く言われたけど帰らねーです

鍛冶師さんの着物とひょっとこのお面をちょっとお借りした。

まずは温泉にでも入ってゆっくりしよう。
 

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