猗窩座になってるなんで【煉獄杏寿郎】

蟲柱 ページ41

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カッコいい…


煉獄のかっこ良さ優しさとはまた違う

不死川の柔らかい優しさに男気に、心臓が過多に稼動し血流がえげつない

ドキドキしながら、禰󠄀豆子ちゃんもこの先やってもらうんだよ、おはぎもくれるよなんて予言者になっていると煉獄が用を済ませこちらに来た


｢どうした、顔が赤いぞ｣
｢し、不死川さんにおはぎ頂きました！煉獄さん食べさせて下さい！｣

誤魔化すようにおはぎを見せる

また煉獄さん以外の人にときめいてしまった
だってだって柱全員、強くて優しくて顔面国宝なんだから仕方ねーです


「宇髄の次は不死川か」

悲鳴嶼さんもです。と心で言う

「ほら、口を開けろ」

喜んであーんと口を大きく開けた。食べては放り込みとリズムよくおはぎが入る

お箸の使い方が綺麗、指がまたえろいな
どこもかしこも無自覚の色気を散らかし放題

箸で切り分けてからの詰め込み作業が続く

モクモクコクンあーん


「ふ、何かこう親鳥にでもなった気分だ」

ふと箸が止まりじっと目を見ている


「本当に目に文字が刻まれているのだな」

文字の所は見えるのかどんな仕組みだと興味をみせた。文字が見たいのならと、思いっきり広げて見せるとさらに覗き込む


「何してるんですか？」

「胡蝶か」

声と気配でしのぶだと気付いた煉獄は、Aの目を見たまま、この目が不思議だと告げた


｢それなら目の玉をくり抜いて、手に取ってご覧になれば？｣

ひぃえ〜綺麗なしのぶさんももれなくやべー

煉獄の隊服を掴み勘弁してくれと訴えてると、しのぶが横にやって来てAの顎をグイッと引き寄せる

｢なるほど綺麗な瞳ですねぇ、そもそもお体自体興味深いです｣

満面の笑みで目の奥を鋭く光らせた


美しい…違う怖いサイコパス

ゾクっとなり隊服をぎゅううと掴みしぼる

｢胡蝶 意地悪をしてやるな｣

｢人聞き悪いですよ、私に任せて下されば元に戻るかもです｣

いつでも言って下さいねと去って行った


柱全員カッコイイ優しい顔面国宝……の変質

そっと煉獄を伺うと視線に気付きこちらを向いた

「煉獄さんが取り出して調べたいのなら…」

どうぞと目をバチバチさせた

「そこまで興味はないから安心しろ」

口を閉じたまま口角を上げ、こうやって優しい目をする。トクっと胸が振動し、しばらく体内が揺れた

「そろそろ放してもらっていいだろうか」

掴んでる隊服に目をやり、あー隊服になりたいっ なんて思いながらゆっくり手を放した
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