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535 俺を好きになれ ページ44

朝目覚めると

見覚えのある天井





窓の外の雨音






わ…もう午後じゃん








ベッド脇には

寄り添うように眠る____みっくん








『もう一度、俺を好きになれ』





『忘れられるわけないだろ。』









…ありがとう


って、フワフワの髪の毛に触れると


ん…って、みっくんが目を覚ました








ミツ「ん…おはよ…。」



寝ぼけ眼で体を起こした






なんか恥ずかしくて目を反らすと






ミツ「なんだよ。」


って、いつもと変わらないみっくん






「だって//」



愛してるとか//







ミツ「意識してんの?笑

俺のこと♪」







「そ、そりゃそうでしょ//

普通でいられる?//」







ミツ「そうなの?

ふーん♪」







そっかー♪意識してんのかー♪って

なんか嬉しそうにするから






愛されてるんだなって

嬉しくも…切なくもなる







ミツ「雨かー。せっかくの休みなのになー。」






窓の外を見たみっくん

半日潰れてるしーって





雨…





太輔…退院したかな






ブニ






「痛い//」






ほっぺをつねられた







ミツ「まーたそんな顔する。」






不機嫌そうに子どもみたいにふくれる








ミツ「ねー。俺だよ?」














ミツ「俺も『北』の方なんだけど。」







北の方?







ミツ「藤北。」







あ、藤北







ミツ「なんで俺じゃないんだろうなー。」





みっくん…



…。






ミツ「なんて、嘘だよ笑」






何も返せない私に冗談ぽく笑う






「なんか…ごめ…」








ミツ「ごめんとか言うなよ。

振られたみたくなるから。」








サラッと言うと立ち上がった









ミツ「さて、出掛けるか!休みだし。」






「出掛ける?こんな雨なのに?」







ミツ「うん。風呂入ってくるわ。」






一度部屋に戻ったみっくんと車に乗り込んだ







「どこ行くの?」






ミツ「んーそーだなー。」









そう言いながら車を運転するみっくんに

連れてこられたのは








つり好きのみっくんに

いつか連れてこられた海辺の堤防






いつの間にか雨は止んでいた







「え、釣りするの!?」







雨はあがってるけどさ…







ミツ「釣りはしないけどー

天気回復するって言ってたから。」







そう言いながら車を降りた





さっきまでの雨のせいもあって気温が低い







「寒」






そう言うと


グイって手をとられて繋がれた

536 お前がいいんだよ→←534 ki 私を忘れない?



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かみりーな(プロフ) - お帰りなさい!続きが楽しみです! (2020年3月29日 12時) (レス) id: 1856802e71 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 涙が止まりません…。やっと二人が前にすすめる予感 (2020年3月27日 0時) (レス) id: c093b1f16a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - あぁー(TT)泣いちゃいました( ; ; ) (2020年3月26日 23時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
美久(プロフ) - 更新待ってました!これからも楽しみにしてます、ももさんのペースで頑張ってください! (2020年3月26日 0時) (レス) id: b2030bb904 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - わぁ~ (T_T) 更新めちゃくちゃ待ってました! ありがとうございます (T_T) ももさんのペースでまた更新頂ければ嬉しいです☆♪ (2020年3月25日 23時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2019年10月7日 20時

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