491 F 奪いにいく ページ47
藤ヶ谷said
北山「あいつはずっと俺が好きだったんだよ。
お前に会うまで、子どものときからずっと。」
『みっくんが好き』
『みっくんは…』
幾度となく聞いてきた『みっくん』
そんなのわざわざ
お前が言わなくたって知ってるよ
ずっと傍で見てきたんだから
お前を好きなAを
北山「あいつの気持ちは
ずっと俺のものだった。」
その言葉にイラッとしながら
でもその通りで…
北山「俺、あいつに告白したから。」
え…
『好きって言ったら？』とかって言うから
まさか告白してるなんて
北山「…キスした。」
は？お前、何言ってんの？
キスって…
「北山、お前…」
ふざけんなよ
北山に責められるのは最もだと思った
でも、人の彼女に手出してんじゃねーよって
北山「お前に怒る権利ある？
元カノと密会してんのに」
密会って…
「別に咲良とは何も…」
北山「やっぱり会ってんじゃん。
てかそれ、不倫だろ？」
不倫の言葉に一瞬息を飲んだ
北山「元カノと浮気してるとか
挙げ句のはてに不倫とか…
お前、マジで最低だから。」
…。
浮気なんてしてない
でも、不倫していたのは確かで
それが今、咲良を苦しめていて
北山「俺はお前だから…お前が相手だったから
ずっと我慢してた」
Aへの気持ち
北山「でも、もうやめるわ。
もうお前に遠慮なんてしない。
全力で奪いに行く。」
奪いに…
北山「話しはそれだけだから。
じゃあら元カノと仲良くな。」
そう残して北山は店を出て行った
『あいつに告白した』
『キスした』
『遠慮なんてしない』
『全力で奪いにいくから』
俺はひとりその場に残って
目の前の酒に手を伸ばした
咲良を見捨てるわけにいかない
Aに話すのは
ことがもう少し落ち着いてからにしたい
咲良に家を見つけて
彼女が安定して暮らせるまで
どっちにしろ知らないふりはできない
のだから、Aは知らない方がいい
とか…何やってんだろ
俺…
北山の言う通り全然大事にできてない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 835人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - 玲さん» いつもありがとうございます☆久々に舞い戻って参りました笑。分かりやすく嫌な奴です(^^;ちゃんと渉さんを大事にしろ！と言いたいところですが、ぐちゃぐちゃしてしまうのが物語(T-T)これからもお付き合いください(^.^) (2019年9月18日 19時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - あ〜！！出てきましたねラスボス〜！！しかも物凄い爆弾を抱えて再登場、、さすがですラスボス。主ちゃんと藤ヶ谷先輩にとって、つらくて悲しいターンがやって来そうですね。。切ないけれど面白いので楽しみですっ (2019年9月18日 19時) (レス) id: b7c4bcac2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも
| 作成日時：2019年9月14日 9時
