458 F 裏切り ページ14
太輔said
それで、すべてを打ち明けたけど
やっぱり分かってはもらえるわけがなくて…
咲「離婚するって…
出てけって追い出されちゃった…。」
…。
…。
咲「ごめんね…自業自得なのに…
今更、太輔に頼ったりして。」
自業自得…
その言葉に俺は
なんて答えたらいいのか分からなかった
だって、確かに彼女は渉以外の
複数の男性と関係を持っていた
でも、そのうちの一人が自分だったから
そしらぬ顔をすることはできない
自分に起きているリアルを
必死に受け止めようとするけど
震える両手に彼女の不安を
思わずにはいられなかった
「咲良は…どうしたいの？」
お腹の子
咲「…分からない。
父親も居なくて…一人で…
太輔…どうしたらいい？」
すがるように俺を見つめる
だよな…分からないから
きっと俺のとこに来たんだ
「渉は？
今、家に居る？」
咲「うん…あと何日か。」
…。
「分かった。俺が話すよ。」
俺の目を見つめる瞳は不安でいっぱいだった
咲「…話すって…」
俺が行ったら
咲良が俺を頼ってきたということになる
つまり…俺たちの間に
何かあるかもしれないと渉は気がつくんだ
「…渉に話してないんじゃない？俺らのことも」
気まずそうに目を反らすから
きっとそうだと思った
いったら咲良は俺をかばってるのかもしれない
「…このままでいいとは思ってなかったし。
全部話して、渉に聞いてみる。
本当の気持ち」
聞いてみるとか言いながら
俺なんかが話したところで
現状は変わらないだろう
むしろ火に油を注いでしまうかもしれない
でも、やっぱり…
このまま放っておくわけにはいかない
咲良を愛してた
だからって、俺がしていたことは
許されることじゃない
正直に話すということは
俺と渉の…俺たちと咲良の関係を壊すことになる
そう思って…勇気を出せないでいたけど
こんな状態になってるってことは
もうとっくに壊れてんだよな
咲「…ありがとう。」
少し落ち着いた咲良を
彼女のマンションまで送る
その道中
俺は思い出していた
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もも(プロフ) - 玲さん» いつもありがとうございます☆久々に舞い戻って参りました笑。分かりやすく嫌な奴です(^^;ちゃんと渉さんを大事にしろ！と言いたいところですが、ぐちゃぐちゃしてしまうのが物語(T-T)これからもお付き合いください(^.^) (2019年9月18日 19時) (
レス) id: 0e833b3ebd (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - あ〜！！出てきましたねラスボス〜！！しかも物凄い爆弾を抱えて再登場、、さすがですラスボス。主ちゃんと藤ヶ谷先輩にとって、つらくて悲しいターンがやって来そうですね。。切ないけれど面白いので楽しみですっ (2019年9月18日 19時) (レス) id: b7c4bcac2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2019年9月14日 9時
