1262 こわいから ページ19
良亮「藤ヶ谷君も玉森さんも
ちゃんと前に進んでる。
Aちゃんには言わなかったけど
１年前Aちゃんが居なくなったのに
気づいたときの二人は本当に辛そうだった。」
初めて聞く当時の二人の様子
良亮「でも、今はちゃんと進んでる。
今自分たちにできることを精一杯やって
待ってるんだよ。
いつAちゃんが帰って来てもいいように。
いつも最高の自分を見せながら。」
そうだ
帰国してから唯一聞いていたラジオ
今までも……今日の放送でも
二人には何の迷いもなくて
ただ真っ直ぐに仕事をしている
『発信するしかない』
『届けたい』
二人の前から何も言わずに姿を消した
身勝手な私を責めるわけでもなく
ただ信じて……
二人は……進んでるんだ
私は……
……。
良亮「コンペ……落選するのが怖い？」
……。
良亮「まさか始めから
無理だなんて思ってないよね？」
きっと何人も参加するコンペに
もしも、私が参加したとしても……きっと難しい
良亮君は私の心を見透かしてる
良亮「コンペ、キスマイの衣装だってことが
ひっかかってるのかもしれないけど、
それってさ……
ふたりに会いたくないのは
自信が無いからなんじゃない？」
え……？
良亮「今の自分に。」
良亮君の言葉が胸を突く
そう……自信がない
はっきりしない
でもそれは、プライベートなことだけだと
思ってた
でも、私……
良亮「前回のこと
いつまで引きずってんの？」
キスマイのコンサートの衣装
形になる直前で、全部白紙になった
私はチームを下ろされて、仕事も失って
でも、私が良亮君と出会ったのはその後のこと
良亮「藤ヶ谷君から聞いてた。
自分がAちゃんの将来を奪ったって
落ち込んでた。」
太輔が……
良亮「でも、藤ヶ谷君はもっと大切なものを……
Aちゃんを想う自分の気持ちまで
手放して、しんどい想い抱えながら
それでもずっと前に進んできた。
今だって届くかも分からない声を
何度も発してる。
玉森さんも。
止まってんのはAちゃんだけだよ。」
良亮君に言われて初めて気が付いた
私がふたりに会いたくないのは……
コンペににのあしを踏んでいるのは……
怖いからだ
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fjmy - 素敵な小説を書いてくださりありがとうございました。この感動と涙とももさんに出会えた感想を伝えたいのですが私も小説並みの感想(コメント)を書きそうなので、一言でお伝えします！まさにLuv Bias！正直ボス恋よりも似合う小説(ドラマ)でした。ありがとうございました (2021年4月16日 12時) (
レス) id: 5d66a7c970 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - yokonana（nanaco）さん» コメントありがとうございます☆nanakoさんに出会えたこと感謝します(^^)気ままに書き綴った自己満小説でしたが、一緒に楽しんで頂けて嬉しいです♪また新作も覗きに来てくださいね(*´∀｀) (2019年5月5日 11時) (レス) id: 47a9646c5c (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ｶﾒﾅｼ ｼｮｳさん» コメントありがとうございます☆気ままに書き綴った自己満小説でしたが一緒に楽しんで頂けて、私も嬉しいです(^^)まだ途中の作品もありますが、よかったらまた覗きに来てくださいね(*´∀｀) (2019年5月5日 11時) (レス) id: 47a9646c5c (このIDを非表示/違反報告)
yokonana（nanaco）(プロフ) - 初めまして。nanacoと申します(*^_^*)私が占いツクールでキスマイの作品を読んだのは、ももさんのこの作品が初めてでした(*´∀`)新作ものすごく嬉しいです。 (2019年5月5日 8時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾒﾅｼ ｼｮｳ(プロフ) - はじめまして。この小説の存在を知って1週間。今までひたすらに読み続けてしまうくらいステキなお話でした。私はあの最終話の締め方を涙なしには見れないほど感動しました。この作品に、そしてももさんに出会えてよかったです！ありがとうございました！ (2019年1月26日 3時) (レス) id: 1eacac2b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2018年7月9日 8時
