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20 T ガヤが好きになった人 ページ44

裕太said






稽古終わり

部屋の片付けをしていると

続々と帰っていくキャストの中

最後まで残ってくれてる舞ちゃん







「ありがとうございます。」







舞「いえ、ここは私がやっておきますから

皆さんは先に帰ってください。」






忙しいでしょ?って





確かに、悪い子じゃないんだよ





さっきも






『そんな人たちじゃない!』






あれは、多分、俺らのこと







自分の劇団の仲間に向かって

あんな風に意見言うとか

俺からしたら考えられない







フワフワ〜って

話しに乗っかってる方がずっと楽だから








舞ちゃんは、ガヤの元カノ






俺らメンバーとも共演歴があって

なんとなく話しぐらいはできる仲だ







当時、デビュー前の舞台で共演したときは

どこか自信無さげで…でも

舞台が好きだ…そんな情熱が見える子だった







付き合ってたときは

ガヤのことをすごく大切にしてたと思う






それはガヤもまた同じで






だから、ガヤから別れたと

聞いたときは信じられなかった







しかもそれが

彼女の方から一方的だったこととか







どうしてって、思ってはいたけど






彼女が居ない以上、聞くことはできなかったし






なにより、落ち込むガヤを前に

口に出すことは憚られた








A「早く聞いて!」






部屋には俺と彼女

そして、彼女には見えないAだけ







なかなか声をかけない俺を急かす






渋々、彼女に話しかけた






「あのさ…舞ちゃん。」






そう呼ぶと、驚いたように俺を見る







舞「あ、ごめんなさい//





そんな風に呼んで貰えると

思ってなかったから//」





遠慮がちなところは変わってないか






「あのさ…すごく突然で

驚くかもしれないんだけど…」






前置きする俺に、身構える彼女






A「早く!」





横からチャチャが入る







「聞いてもいい?



…ガヤのこと。」






舞「…。」







戸惑うようにうつ向く







「すごく立ち入ったことだから

答えたくないなら…かまわないんだけど。」








って言うと、バシって感触は無いけど

横からの圧力がかかる








Aを見ると「んー!」って

怒られてんの。俺








「あの…できたら、知りたいなって。

なんで別れようと思ったのか。」






圧力がすごいんだよ






…。





…。






舞「太輔…藤ヶ谷さんと別れた理由は…」






重たい口を開いた

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設定タグ:kis-my-ft2 , 藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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美希(プロフ) - ももさん!新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは!新作待ってました!まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2020年5月28日 21時

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