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太輔「…じゃあ。」
何も言わないまま、太輔は現場を後にした
舞さんは、少し戸惑ったような
表情を浮かべたまま、私たちの前を通りすぎた
でも、みんなに合流すると
何事もなかったみなく、和やかに話をしている
宮「やっぱり、まずかったかな。
ガヤさんに言わないでいたの。」
千「ガヤさん、怒ってないといいけど。」
やっぱり変な雰囲気だったよねって
裕太「いいから、稽古始めるぞ。」
心配してるふたりをよそに
裕太は稽古に戻った
舞さん…なんて言おうとしてたんだろ
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「ねぇ、舞。
藤ヶ谷君とも知り合いなの?
知り合い…ぐらいじゃないよね?
藤ヶ谷君、舞って呼んでたし。」
廊下で舞さんが他の女性キャストに
話しかけたられていた
舞「え、あぁ…昔
舞台で共演したことがあって。
玉森さんたちと同じ舞台で。」
「そうなんだ。
なんかわけありなのかと思った。」
「ほら、藤ヶ谷君、先月事故ったじゃん?
助手席に女乗せてたって噂だし。」
「まさか、舞じゃないよね?」
さっきまでの和やかさと違って
なんかギスギスしてる
まるで、数人の意地悪女子たちに
舞さんがいじめられてるみたいな…
なんだろ、身勝手に
太輔を捨てた人なはずなのに
やっぱり憎めない
憎めないどころか、なんだか見てて辛い
舞「まさか…私じゃないよ。
藤ヶ谷さんとは、すごく久し振りだったし。」
「うーん、まぁそっか。」
「じゃあさ、あの4人の中で
実際は誰が一番モテるの?」
「やっぱり、女遊び激しかったりして?笑」
…。
なんか、嫌だなって
みんながいい人たちだって知ってるから
だんだん腹が立ってくる
「絶対そうだよね!
特に玉森さんと藤ヶ谷くんは!
イケメンで売ってるわけだし笑」
「いい人そうにしてさ、実際は違うかも笑」
「でもさ、私たちなんて絶体に
相手にされないよねー。
ただの舞台女優だもん。」
「やっぱりテレビ担当の
女優さんとかだよねー。相手にされるのは。」
「ヤダヤダ。
所詮、見下されてるとしか思えない。」
「まーでも、顔でうってる事務所だもん。
いいよねー、努力もしないで座長とか
ライブ?とか。」
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美希(プロフ) - ももさん!新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは!新作待ってました!まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2020年5月28日 21時