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※02 ページ25

一瞬

目が合った気がして






…太輔にも私が見えるんじゃないかって







裕太と共に太輔の脇へ行く








太輔よかった…

普通に会話できてる






ホッとして、脚の力が抜けた





と、同時に

カウントダウンが始まったんだって







太輔「…俺、なんで…

ここは?」






みんなの顔を見回す


事故の衝撃で直前のことを覚えていないらしい




横尾「ここは、病院。

太輔、事故に遭ったの覚えてない?」





太輔「…事故。」






記憶をたぐりよせるみたく、視線が動く





ニカ「ガヤは海へ向かう途中だったんだって。

Aちゃんと2人で。」


覚えてる?って





するとハッとした表情を浮かべて






太輔「A…。

Aは!?今どこ!?」



私の名前…もう聞くことできないと思ってた





…。








私を探す太輔に、みんな一斉に口ごもる









横尾「太輔…落ち着いて聞いて。






Aちゃんは…」







…死んだ




そう伝えると








太輔「…Aが…死んだ?



本当に?…嘘だろ?」








みんなの顔を見回すけど

メンバーは下を向いて黙っている








だから、私はやっぱり

死んじゃったんだよねって









「太輔。私はここだよ。

ここにいるよ?」







太輔の傍に近づいて

必死に手を振るけど

全然、見えている様子はない





太輔も…みんなも






横尾「お医者さんは

最善をつくしてくれたって。





でも…。」






続けて説明するのは横尾さん








ゆっくりと、できるだけ

太輔がショックを受けないように








太輔「…。」






眉間にシワを寄せる太輔








そこへ、マネージャーさんと一緒に

戻ってきたみっくん








マネ「みんな、集まってくれてありがとう。



太輔、本当によかった。体調は…大丈夫?」









その問いかけに軽く頷く









マネ「今、お医者さんから

話を聞いてきたんだけど…。





入院は長くは必要ないだろうって。





こんなことがあったから、すぐにとは

いかないけど、退院してしばらくしたら

活動を再開してもいいって

事務所からも話があった。」









体は軽症

仕事に戻れる





大事なローラーもできるだろうって






それを聞いてまた、ホッと胸を撫で下ろした








ミツ「藤ヶ谷。




まずは、自分の体のこと一番に考えて

無理はするなよ。」







沈黙が続くメンバーに代わって声をかけた







…。

※03→←12 残された人の人生



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設定タグ:kis-my-ft2 , 藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太   
作品ジャンル:恋愛
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美希(プロフ) - ももさん!新作待っていましたー☆ まだこれからなのに続きが気になり更新が楽しみです(^-^) (2020年5月29日 6時) (レス) id: 9bf00cb10a (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち(プロフ) - こんにちは!新作待ってました!まだ序盤なのに鼻の奥がツンとします…。 (2020年5月28日 22時) (レス) id: a35dab13d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2020年5月28日 21時

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