206話 ページ19
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金 「 お前らがAのこと心配して来てくれたのに
俺、言いすぎたわ。
もっと別の言い方あるやろうに、
冷たい言い方してもうて…ほんまにごめんな。
やから頭上げてや。
一緒にやってきた仲間に頭下げられたら
なんかめっちゃ申し訳なくなるわ 笑 」
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柊真は困ったように笑いながら、
自分の頭をクシャっとした。
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そんな姿を見て、
真っ先にじーこが泣きながら柊真に飛びつく。
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その後に続くように流星、廉、紫耀も柊真に飛びつく。
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柊真あんま素直やないから、
柊真の言葉が相当嬉しかったんやろうな 笑
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柊真も文句を言いながら楽しそうな笑顔。
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私は、そんな柊真らの姿を見て、
メンバーと過ごした楽しかった頃のことを思い出していた。
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淳太くんにオシャレなカフェ連れてってもらったのに、
その場に似合わない話ばっかしたこと。
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ほぼ毎日�陲舛磴鵑良�屋行って夜遅くまで遊んで、
目の下に隈出来てマネージャーさんに怒られたこと。
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照史くんと早食い競争して2人同時にお腹壊したこと。
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しげと協力して淳太くんにイタズラして怒られたこと。
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神ちゃんと一緒にショッピングしてコーデ対決して
まさかのコーデが丸かぶりしたこと。
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流くんとやる事なくて一日中なぞなぞしてたこと。
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のんとゲーセンのUFOキャッチャーに熱中して
めっちゃお金消費して淳太くんに怒られたこと。
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次々と思い出が蘇ってくる。
どれもくだらないし、
人から見たらなにが楽しいの？って思われるかもしれないけど、
私にとっては楽しい思い出。
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メンバーといて楽しくなかった日々なんてない。
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毎日みんなで笑っていたから。
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どんなにくだらなくても、
アホなことしてても メンバーとおれば楽しかった。
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どんなにメンバーにいじめられても、
「 いつか戻れる 」そう思っていられたのは思い出があったから。
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なのに私は…っ。
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西 「 …！！
A？ 」
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作者名：凪優月
| 作成日時：2016年6月4日 16時
