202話 ページ15
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やっぱり…聞かれると思った。
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康二らが来た時からこの質問は聞かれるって予想してたけど…
いざ聞かれるとどう答えたらええか分からん。
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“ 話すのが怖かった ” なんて言えない。
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“ みんなが離れて行くのが怖かった ” なんて言えへんよ…
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そんなつもりはないけど、
みんなのこと信じてへんみたいやん。
やから言い難い。
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西 「 …もしかして俺らが離れてくとでも思った? 」
貴 「 え? 」
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驚いて大吾を見る。
まるで私の心を読んだようなことを言うから…
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平 「 その反応…図星みたいやね 」
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何も言い返せんかった。
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信じてへんわけじゃない。
もう7.8年の付き合いや。
信じてへんわけないやん。
それでも話せんかった。
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もしもみんなまで私から離れて行ったらどうしよ。
そう思うと怖かった。
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一気に感情が込み上げてきて私は泣いてしまった。
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そんな私の姿を見てみんなは驚いていたけど、
すぐに優しい顔に変わって私を慰めてくれた。
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そして泣き続ける私に大吾がこう言ってくれた。
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西 「 俺は…俺らはどんなことがあっても
Aを傷つけたり、苦しめたり、離れたりせんよ?
俺らはAの味方やから。
もっともっと我が儘になってええ。
もっともっと甘えたり、弱み見せてええねん。
1人で溜め込んで苦しむ必要ないで?」
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作者名:凪優月 | 作成日時:2016年6月4日 16時