198話 ページ11
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それから2ヶ月後。
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ジャニーズWESTの全国ツアーが始まった。
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私はツアーの最終日、約1ヶ月後の大阪公演以外は出ないことになっとる。
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そしてそこで私は辞めることを公表する。
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これで全てからおさらば出来る。
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はず…なのにな。
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金 「A」
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貴 「！！
あ！柊真いらっしゃい！」
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今日も家に柊真が来てくれて色んな話をする。
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話だけやなくて忙しい中私の練習にも付き合ってくれる。
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最終日は私もメンバーと一緒にステージに立つから、
そのために送ってきてもらったダンスの動画を見て練習をする。
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家ん中でするからやりにくいけどね笑
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貴 「はぁ…はぁ…っ。
アカン…めっちゃハードやわ笑」
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金 「まぁ動いてへんかった分のブランクもあるしな笑
覚えはええからじき覚えれるやろ！
1回休憩しよか。
ジュース買ってきてんけど飲む？」
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貴 「うん！飲む飲む！」
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金 「じゃあ入れてくるわ！」
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柊真はそう言うと立ち上がって台所に行く。
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そんな柊真の後ろ姿を見ながら私はあることを考えていた。
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あの日、のんが置いていった紙袋の中に入っていた たった一枚の写真。
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あの写真のせいで決心していた心が揺れ動かされる自分がおる。
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あの写真さえ見なければ迷いなくこのまま辞めてたやろう。
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やけど…知ってもうたから。
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出来れば知りたくなかった。
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知らない方が楽におれたかもしれん。
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でも…
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貴 「弱いな…私。」
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主人公ちゃんがなにを見て、知ってしまったのか。
それはまだ明かしません！
変な文章ですがご了承ください(＞＜)
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作者名：凪優月
| 作成日時：2016年6月4日 16時
