初彼〜キミがいる世界7

339「ほくほくな僕の恋」宮田side ページ39

宮田side



二人で病院を出て、タクシー乗り場まで向かった。






A「外に出たの久しぶりー！！

嬉しいっ！！」




そんな Aちゃんは、さっきまでの精一杯の笑顔が徐々にほどけ…




久しぶりの外の風に解放感を感じながら、頬が緩んで、満面に喜色が戻ってきて…／／






(宮田)「うんうん、寒くない？！」






A「大丈夫だよっ。

宮田さん、ありがとう／／」




Aちゃんの この笑顔を見ていると、いつも幸せな気持ちになるんだ。




この気持ちっ、玉も 同じかな〜。




玉、Aちゃんを見て、蕩けそうな笑みを浮かべてる事あるもんねー。




俺はね〜、こんな子が彼女だったらな〜って、いつも夢見てる。




うん、そう… ずっと…前から…。




／／…




今日は、そんな Aちゃんを、俺が連れて、こうして隣で歩いてるっ／／




これって、まるでカップル〜♡




／／〜




あっ、でも、お腹に赤ちゃんがいるから〜




まるで新婚〜♡




／／〜




幸せ〜♡





A「宮田さんっ、ここで少し待っててもらえますか？」




突然立ち止まると、ふらっといなくなり…






(宮田)「？？」




でも、すぐに戻ってきて…






A「あったかいよっ！」




缶コーヒーを俺の ほっぺたに／／






(宮田)「／／／」




こういうのアニメとかでよくあるし、ベタだけど、されると たまらないよ〜♡




赤面〜／／♡♡






A「？？熱すぎ…ちゃった？？」






(宮田)「／／いや〜、もう 全然っ！

もっと熱くてもいいかも〜♡」






A「えぇ〜(笑)？！あははは〜(笑)」




もう〜こんな会話もシチュエーションも、ほくほくで〜






(宮田)「じゃ〜、さっそく頂いちゃおうかな〜♡」




カチっと缶を開けて、口に含めば…






(宮田)「んー？！」






A「えっ！？なに？なに？、、どうしたの、、？？」




俺は、思わず缶のラベルを見た。






(宮田)「いや〜 いつもより美味しくて！！／／

ビックリしちゃった／／

これ、よく飲むやつなのに。

本当に いつもの〜？！って、思っちゃってさ〜！

やっぱ Aちゃんが買ってきてくれたからかな〜♡」






A「えぇ〜(笑)宮田さん、オーバー過ぎだよ〜(笑)」



本当に本当に美味しかった／／




嬉しかった／／




コーヒーも、Aちゃんとの この時間も／／…




／／…

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