107 抱き合う影 ページ7
A「ごめんなさい!
/失礼します、、」
藤ヶ谷さんに背を向け帰ろうとすると…
(藤ヶ谷)「待って。」
腕を掴まれた。
A「///」
(藤ヶ谷)「…玉と付き合ってるなんて、嘘だよね??」
A「…嘘…?」
(藤ヶ谷)「昨日、居酒屋で。
玉が突然 付き合ってるって宣言したじゃん。
……、、
…あれ、嘘だよね?」
A「…//」
(藤ヶ谷)「……否定しないところを見ると…やっぱりそうなんだね。
…Aちゃんの顔、見てれば分かるよ。
昨日、居酒屋で玉が宣言した時のAちゃんの顔、何の事?って顔してたしさ。
…つまり、あれってさ、、、玉の片思いって事だよね?
玉が、Aちゃんのことを おとしたいからっていうパフォーマンスでしょ?」
A「/えっと/、、
/確かに…、、、あの時、、居酒屋さんでは…何の事なのか状況が掴めずで、あんな顔をしちゃったんですけど、
実は、あれには続きがあって……、、、」
(藤ヶ谷)「好きだよ。
俺、Aちゃんのこと。」
A「//えっ…//」
藤ヶ谷さんの言葉に耳を疑い、
驚くのも束の間…
私は藤ヶ谷さんの胸に ふわっと抱き寄せられた。
A「//藤ヶ谷さん…?!/」
(藤ヶ谷)「玉とは同級生じゃん。」
A「//えっ/それが/あ、あの違って!/」
(藤ヶ谷)「もう少し…、こうしてたい…」
A「///」
そう言うと さっきよりも きつく…きつく…私を抱きしめてくる。
カバンの中で…、
携帯が何度も長く鳴っている事にも気がつかず。
私達2人の抱き合う影だけが この部屋に…
長く…
落ちていった。
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作者名:ともこ | 作成日時:2018年2月12日 23時