131 ホテル通路 ページ31
そう…肩を抱かれたまま、裕太に案内されるがままに一緒に歩けば…
通路の少し前に、
人…。
…、、、、
帽子にマスク姿の男性が
部屋から出てきた。
A「/ねぇ…、、/!」
私は、驚いて、すぐに足を止め、
一歩後ずさりした。
誰もいないと聞いていた、このフロアに…
人。
それも、この一本道の通路に。
これじゃ、逃げも隠れもできない/
…
それに裕太も気づき、私と数秒遅れで足を止めた。
……
すると、その男性が出てきた部屋から すぐに今度は髪を一つに束ねた帽子にマスク姿の女性が出てきて…
…、、
男性へ飛び付くように嬉しそうに腕を絡め…
…、、
二人の手は今…しっかりと握られた。
……………
……
こんなの…
こんな事って…
スタッフさんじゃ無い……。
…、、
でも…
誰?…
…………
……
A「戻ろう/」
私達は、その場で足を止めたままだった。
私は、小さく呟き、裕太の脇腹を トントンっと叩き合図した。
……………
どこが誰の部屋なのか、割り当ては知らないけれど、
この様子からしてスタッフさんで無い事は 明らかで…
メンバーの誰か?…
という可能性が濃厚で、、、
……
とにかく、
私は今、この目で…、見ては行けない秘密を見てしまった事は確かで/…
………………
………
それに私達だって…
マズイ/
こんなの。
………
なのに、一歩も引かない裕太。
A「/ちょっと/!」
今度は、裕太の脇腹をツネッた。
だけど、裕太は、二人を真っ直ぐ見つめたままでいる。
……
そのうちすぐに二人は、私達が佇む方へとクルリと方向を変えた/
流れ的に部屋を出て、エレベーターへ向かおうというところだろう…。
……
…すると、先に顔を上げた女性の方が私達の存在に気が付き、慌てふためいた様子で男性の手をパッと離し、背を向けたかと思うと、、出てきた部屋へ舞い戻る/
それに遅れる事…1、2秒の差で男性も女性の後を追うように私達に背を向ける。
……
…
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作者名:ともこ | 作成日時:2018年2月12日 23時