116 夢から虚脱感へ ページ16
ドアの閉まる音が聞こえると私はベッドにバタンと倒れ、窓から差し込む日差しを ぼーと 眺めた。
あぁ…ぁ、藤ヶ谷さんと泊まっちゃったよ…。
…もちろん何も無いけどさ…、、
いや、無くて、良かったけど…、、。
…………………
私、
今、
裕太と付き合ってる。
じゃ、これって…浮気じゃん。
それとも、抱きしめられただけで一夜…なら、浮気には入らないもの?
…………………
藤ヶ谷さんへの お返事は、大阪から戻ってきたら…。
………………………
脳内、グチャグチャになった。
そんな私は、二日酔いで 気だるい身体を起こし、昨日からカバンの中に入ったままの携帯を取り出した…。
えっ…、、、着信5件…。
裕太…。
一気に目が覚める。
その動揺のままLIN◯も慌てて開いた/
…………………………
(玉森)[連絡しろー!]
…………………………
(玉森)[飲み?仕事?]
…………………………
(玉森)[明日から大阪入りで連絡取りずらくなるから電話してみたー。じゃーおやすみー]
…………………
どうしよ…
どうしよ…
口をついて出る言葉は、どうしよ…しか無い。
携帯を握りしめたまま…その場に しゃがみ込み、私は一人…虚脱感に苛まれた。
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作者名:ともこ | 作成日時:2018年2月12日 23時