112 告白 藤ヶ谷side ページ12
A「まだ好きですよね?ミカさんのこと。」
(藤ヶ谷)「えっ…。」
今までとは打って変わったかのように力強い目で俺を見つめてくる。
A「今からでも どうにかなる後悔なら…これ以上 後悔しないようにした方がいいです。
私みたく、過去に戻りたいっなんていう どうする事もできない後悔もあるんですから!」
そう言う彼女は、まだ全力でミカとのことを応援してくれているのが伝わってきた。
(藤ヶ谷)「ありがとうね。
後悔ね…、、、
でも俺には無いや。」
A「えっ…?」
(藤ヶ谷)「俺にとっては…気持ちが無いのに腐れ縁みたいに ただひたすら付き合っていく時間の方が後悔だな。」
A「…。」
意外…と言わんばかりに息を飲む彼女。
そんな彼女の髪を優しく撫で、至近距離で囁いた。
(藤ヶ谷)「Aちゃん、好きだよ。
一緒にいて欲しい。
離したくない。」
驚きと戸惑いを隠せないといった彼女を そのまま手繰り寄せ抱きしめた。
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作者名:ともこ | 作成日時:2018年2月12日 23時