彼の服を着たよ ページ25
彼女が自分の服を着ているのを見て「え、え、これ夢？」って内心なってるといいな…。
天喰くんて滅法彼女のすることに弱いと思います
すっかり余裕が無くなって攻めモードになるといいですね！万歳！
＊
「ちょっと寄ってく？」
────そんなことを言われたとき、夢かと思ってしまった
(え、え…)
見慣れない部屋────もとい環くんのお部屋で、私は座布団に鎮座していた
環くんは「お茶入れてくる」と言い残して行ってしまった
ハッと我に返り、辺りを見回す────勉強机と、寝台、そしてカラーボックスに四角テーブルとシンプルな部屋だ
好奇心が勝って私は立ち上がって部屋をぐるぐるし始める
机の上は…むむ、とても綺麗だ
(今日の為に片付けたのかな…？)
でもそうなると、ずっと前から部屋に呼ぼうとしていたということになる訳で
「…っ」
ぼん、と顔が赤くなる
(…どっかの雑誌で、男の人が部屋に呼ぶ時は…)
想像して更にぼぼん！と顔が熱くなる
「環くんがそんなこと考えるわけない！」
ばか、と自分にビンタをして一旦落ち着かせる
ふーっと息を吐いて腰を降ろそうとすると、ふとハンガーに掛かった体育着が目に入った
つい手に取ってみると、自分のものよりもふた周りも大きい
「大きい…」
つい、ついだ
廊下から物音がしないことを確かめて、体育着に顔を寄せる
すると大好きな環くんの匂いがした
「…いい、かな？」
ドキドキしてきてしまって、悪戯心が芽生えて
そっと上の体育着を着てみるとダボダボだ
袖も長いし丈も長い、勿論肩幅も違う訳だが
(…なんか、環くんに抱きしめられてるみたい)
環くんの匂いが身体中を包んで、そんな気になってしまう
「…っ、やだ、私」
急に自分のしていることが恥ずかしくなって体育着に顔を埋める、と────
「な、A…？」
震える声に驚くと、環くんがお茶を乗せたお盆をぷるぷるさせながら立っていた
彼の顔は私より何倍も真っ赤で────目線の先は勿論私
「…あっ、違うの、これは…っ」
バッと顔を離して、ぶんぶんと両手を降るも、テーブルにお盆を置くと私をぎゅっと抱き締めた
「たまきく、」
「…あんま可愛いことしないで」
耳元で低い囁きが掠め、肩が震えてしまう
「余裕、無くなっちゃうから」
その言葉と共に、唇に甘いキスが降ってきた
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豆腐ちゃん - 環くん…………最高すぎだろ…… さては、主さん天才だな！？神なんだな！？、いや本当にこの小説の人たちには同担拒否が仕事しないww (2023年3月12日 23時) (
レス) @page19 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 鈴蘭さん» コメント気づかなくてごめんなさい…！コメントありがとうございます！2回目の閲覧なのですね…、嬉しいです！環くん出てきましたね…！私も大興奮でした！これからも頑張ります！ (2019年12月30日 16時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 数ヶ月ぶりにまた見に来ました！相変わらず素敵な作品ですね！いよいよ環くんアニメで出てきましたね！これからも頑張ってください！ (2019年12月1日 11時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 雫さん» コメントに気づくのが遅くなってごめんなさい…！コメントありがとうございます！素敵な作品…、更に好きとまで言って頂けて至福の極みです…！うわああ、天喰くんを更に好きになったというその言葉が一番嬉しいです…！これからも色々な作品で頑張ります！ (2019年8月15日 9時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - かなさん» とっっっても素敵な作品でした！！あろまさんの作品めっっっちゃ好きです！！！更に天喰くん大好きになりました！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年8月2日 20時) (レス) id: b93c2cbed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年4月14日 23時
