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Aを抱き締めているとそのうちうんともすんとも言わなくなった。
後ろから顔を覗き込めば、すぅすぅと寝てしまっている。
「…こんな時間だもんな、寝るか」
ゆっくりと力を込め過ぎないようにAを横抱きにして俺は寝室へと向かった。
そっと寝台に降ろすとAは「ぅ…」と声を漏らしてぼーっとした眼を開いた。
あまりのアホ面に笑ってしまいそうになりながら「悪かったな、起こして」と謝ると「んーん…」とふるふる首を振る。
そのままAの布団に潜り込むと寝惚けながら猫みたいにすりすりと擦り寄ってきた。
右腕を枕にしてやって肩を抱くとAは「うふふ、あったかい」と幸せそうに笑う。
「…なんて顔してんだ、お前」
「そんなに変な顔してないよぉ…」
もう半分寝かけているAの頭をそっと撫でた。誰かにこんなに優しく触れるのも、愛おしいと思うのも、全部お前が初めてだ。
今世間を騒がせている敵連合の一員で人の命を簡単に燃やしてしまうような男に見せるような表情じゃねぇんだよ、その顔は。
「人を愛するつもりも、資格も無かったってのに…」
そんな俺の複雑な心境も知らずにスーピースーピーと寝息を立ててあどけない顔で眠る此奴が少しだけ憎たらしくて。
──────堪らなく、愛おしい。
「…幸せだ、ばぁか」
自然に口角が上がるのを感しながらそっと頬を撫でる。
そうしてゆっくりとその唇に唇を重ねた。
レンゲソウ：あなたと一緒なら苦痛が和らぐ、心が和らぐ
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あろま(プロフ) - オーバーさん» こちらこそリクエストありがとうございました！お気に召して頂けて光栄です！期待させてしまってすみませんでした…。楽しみにしてらっしゃいましたよね…。なんて優しいんですか…！感謝感激です！頑張ります！ (2019年9月25日 23時) (
レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - リクありがとうございます！とても良かったです(´ω`*) ホークスの新作の件は残念でしたが、あろまさんの書く小説が大好きなので、大丈夫です(`ω´)b 執筆お疲れ様でした！！ (2019年9月25日 21時) (レス) id: 50e4bb27d4 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - オーバーさん» お久しぶりです、オーバーさん！弔くんのお話好きですか…！？嬉しい限りです！鬼滅の方も読んでくださって感激です…！これからも頑張ります！ (2019年9月21日 23時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - お久しぶりです、あろまさん！ 死柄木くんのお話好きです(´艸`) 鬼滅も楽しく読んでます(´ω`*) 更新ファイトです！！ (2019年9月21日 21時) (レス) id: 50e4bb27d4 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - オーバーさん» リクエストありがとうございます！そうなんです！ついにホークスの新作を書きます！ずっと書きたかったお話なので自分でも楽しみです(笑)アネモネいつか書こうと思っていたので嬉しいです！了解です、荼毘ですね！いつもコメント感謝です！全力で書きます！ (2019年8月26日 11時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年7月1日 22時
