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桃side






塾帰りに来たおとんからの連絡。






タクシーとか乗ればよかったんやけど、動揺してる頭では何も考えられんくて、ひたすら走った。







病院に着いて、おとんを見つければ、ちょうど処置室のドアが開いて出てきたA。







ストレッチャーに寝かせられてるAには、すごい量の点滴と管でいっぱいやった。







赤「Aちゃん、頑張ってくれましたよ。」


赤「ちょっとお話したいんですが… 望くん、どうする?」







Aは集中治療室に運ばれていって、廊下には俺らと、重岡先生だけ。







いつも当たり前のように俺も話聞いてんのに、どうする?なんて。







いい話じゃないことはバレバレやった。

















赤「まず、溺水の原因はてんかんの発作で間違いないと思います。
厳しい状況やったんですけど、Aちゃんすごい頑張ってくれて… 心停止から約12分で、蘇生しました。」








話を聞くのは正直怖かった。







でも、おとんがずっと自分を責めてて…







今ちゃんとAと向き合えるのは俺やって思ったから、現実を受け止めようって。








赤「…ですが、心停止から12分というのは、体にはすごいダメージで…
これからどれだけ回復できるかは、正直分かりません。
もし目が覚めたとしても、何らかの後遺症が残ることは、確実だと思います。」








でも、現実は思ってたよりも厳しくて。








…Aはこの日、植物状態になる可能性も有り得ると宣告された。








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みー(プロフ) - 初めて読ませていただきました。更新をするのを楽しみに待っています。お体に気をつけて頑張って下さい。 (2020年5月29日 1時) (レス) id: 4b53f5dd0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆら、 | 作成日時:2020年5月27日 14時

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