一瞬 ページ11
紫side
*「ぱぱー、おふろ、」
「あっ、お風呂入るー? 了解。準備しといで。」
Aのお風呂の時間。
お風呂はAにとって、ちょっと注意しなあかんことのひとつ。
湯船に浸かってる時に発作が起きたら危ないからな。
俺も一緒に入れたら安心なんやけど、もう高校生やし、おっさんとお風呂とか入りたくないやん?(笑)
やから、Aのお風呂中はできるだけ近くにおれるように、洗濯機回したり、脱衣所で洗濯物畳んだり。
傍から見たら不審者みたいになってます(笑)
「長風呂したらあかんでー。」
さて、Aがお風呂に入ったのを確認して、俺は洗濯物畳もうかなー。
・
ピンポーン
えっ、タイミング悪いわぁ。
インターホンが鳴って出てみると、宅配便。
できれば出たくないけど…
まぁ、でも今日調子良かったから大丈夫かな。
「Aー?ちょっとピンポン鳴ったし出てくるな?」
「もうそろそろ上がりよー?」
*「…はぁい、」
ちゃんとAが返事したのを聞いて、玄関へと急いだ。
宅「あっ、すみません、別のお宅のお荷物と間違えてて…ちょっと取って来ます!」
荷物受け取るためにハンコ押そうとしたら、まさかのご近所さんの荷物。
いや、なんで気づかんねんと思ったけど、そんなこと言える訳もなく、Aのことが気になりつつも待つしかない状況になってしまった。
・
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みー(プロフ) - 初めて読ませていただきました。更新をするのを楽しみに待っています。お体に気をつけて頑張って下さい。 (2020年5月29日 1時) (レス) id: 4b53f5dd0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆら、 | 作成日時:2020年5月27日 14時