帰る家 ページ22
組み分けの儀式が終わると、次はディナーの時間になった。
ホグワーツの校長 アルバス・ダンブルドアの合図で、テーブルの上に豪勢な食事が一斉に現れた。
料理はどれも手の込んだものばかりで、素晴らしい宴会になるはずだった＿＿＿＿がしかし。
｢……………｣
リリーはムカつく野郎どもと見事に再会を果たし、険悪なムードになってしまっていた。
ジェームズ・ポッターは度々リリーに話しかけようとしていたが、リリーが返事をしようとするとAが口にパンプキンパイを詰め込んできた。
｢もご…………っちょっと、何するのよ……あっこれ美味しいわね｣
｢ごめん｣
Aは宴会の真最中に騒ぎを起こして欲しくなかった。
✽
宴が終わると、新しいローブに身を包んだグリフィンドールの新入生たちは監督生の指示に従って行動をした。
ゾロゾロと監督生のあとをついていき、辿り着いたのはグリフィンドールの談話室だった。
｢1年生たち、みんなついて来てるね？ここが、グリフィンドールの談話室だ。こっちは男子寮で、女子寮はあっちね。それぞれ4人部屋だから、扉の前に貼ってある貼り紙をちゃんと確かめること｣
｢……私の見間違いでなければ、私たち寝る時も一緒みたいよ｣
リリーがぴょこぴょこと背伸びをしながら言った。
｢本当だ｣
Aは思わずクスッと笑った。
｢多分、私たち運命共同体なのかも｣
｢せっかくグリフィンドールになれたのに、私たちツイてないよね｣
突然、Aの後ろから声がした。
Aは振り向かなかったが、それが自分に向けて言われていることは見なくても分かった。
それはわざとらしく、当てつけで言っているようにも感じた。
｢……………｣
Aは顔を曇らせた。
ああ、やっぱり嫌な予感は的中する。
そんなに落ち込むことはない、だってこうなることは分かっていた。
きっと、みんなそのうち飽きて私のことなんか放っておいてくれる。
そんなAの顔をリリーが心配そうに覗き込んでいる。
｢大丈夫？………行くわよ｣
｢うん｣
Aは平静を装って頷いた。
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はじめ(プロフ) - マニ。さん» 応援ありがとうございます！あまり頻繁にはお返事できないかもしれませんが、それでもよろしければよろしくお願いします！ (1月31日 6時) (
レス) id: ee6ba55d5e (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - はじめさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます！💖 (1月21日 16時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ(プロフ) - ケロッとさん» 応援ありがとうございます!!嬉しいです……!! (2019年11月22日 22時) (レス) id: ee6ba55d5e (このIDを非表示/違反報告)
ケロッと - ハリポタ作品をみていたらこんなに素晴らしい作品を見つけてしまい手が止まりませんでした！本当に神作品です！頑張りすぎずに更新頑張ってください！応援してます (2019年11月22日 19時) (レス) id: 35751de350 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ(プロフ) - さくらんぼ＆チェリー@サブさん» そう言っていただけて感激です…! 力の限り頑張ります!! (2019年11月19日 7時) (レス) id: ee6ba55d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はじめ | 作成日時：2019年11月10日 16時
