【d!】おいしくたべれる賞味期限。【zm】

▽ ページ8

＊


zm「...で？シャオロンはエミさんから聞いたからまだわかるけどなんでショッピくんも俺ん家におるんや」

syp「シャオさんから一緒にゾムさん家行かないかって誘われたんで連れられてきました」


この状況で会ったら一番あかん奴がなんで家に居るんや...

絶対、ショッピくんAのこと狙うやろ

...賞味期限までは絶対に誰にもやらんからな。

俺のAや。

寒くないように俺のパーカーを着せたAを

無意識の内に腕全体で包み込む

誰にも取られへんように


syo「なぁ、何持っとるん？」

zm「んぇ？あ...いや、」

syo「日和るなんてゾムらしくないやん？な、みーせーて！」

zm「っ！触らんといてやっ！！」


シャオロンがAに触れた瞬間、俺は叫んで一気に10メーターくらい後ろに飛び退く

俺の斜め後ろに居ったエミさんは俺がぶつかった衝撃で蹌踉てしまっていた

すまんエミさん。

蹌踉させるつもりなんて一ミリもなかったんや。

心の中で謝りながらシャオロンに触られたAを見る

別にシャオロンが嫌なわけちゃう。汚いとも思わへん。

やけど、それとこれとはわけがちゃう。

俺の、俺のかわいいAが、俺やない奴に触れられたんや

それだけ、それだけは絶対に許せへん

賞味期限まで、誰もAには触れさせんのや、


zm「す、すまん、シャオロン、ちょっとびっくりしただけで、」

syo「あ、いや、俺も、ごめん...」


シャオロンは悪ないのに謝ってくる

こんなんやから俺から、みんなが離れてくんやろな、

ギュウッとAを抱きしめる力が強くなる


em「あいたた...ゾムさん、大丈夫ですか？」

zm「え、あ、おん、」

em「ならよかった。...あ、せや。ゾムさんはゆっくりしててください。今日は私が夕飯をお作りしますので。」


早くシャオロンと仲直りしてくれ。と言われているような気がした

エミさんはいつもこう。

俺が誰かと喧嘩したり気まずくなったりしたらこう言ってくれる。

外にいる時もそうや。

飲み物を買いに行ってくるんでゆっくりしててください。そう言ってどっかに行く

優しいな、エミさんは


syp「とりあえず、シャオさんもゾムさんも座ったらどうっすか？家主じゃない俺が言うのもアレっすけど」

syo「あ、そうするわ、」

zm「...」


2個あるソファのうち、

1個にシャオロンとショッピくんが座って、

もう1個に俺が座った

Aは取られへんように俺の腕の中で無理に起こすことなく寝させたまんまやった

きれいなひと→←▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す