【d!】おいしくたべれる賞味期限。【zm】

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Aと手を繋いで歩いていると周りのヤツらに変な目で見られる

やけど、ンなことはどうでもよかった

だって、Aが気にしとらへんことを俺が気にする必要ないやろ。

マトモなコイツが気にしてへんのやからそれが正解や。


zm「ぺ神！」


ぺ神の店に足を踏み入れてそう声をかける

ふらっと振り返ったぺ神は俺を見ると優しい顔でニコッと笑う

...んー...やっぱ、Aの笑顔はどっか怖いんやな...

...気のせいか？


sn「お、ゾム、やっほ〜」


こっちに来ようとしたぺ神はそのまんまピタッと止まって俺の足元を見た

...あ、Aか


zm「あー、コイツは訳あってお世話することになったAっちゅーヤツや。」

sn「...訳あって...ねぇ？」


スッと細められたぺ神の目を見るとゾワリと寒気がした

食べたんやろ。その子の親。そう言われとるような気がして目をそらす


『ぞむ！ぞむ！』


俺の耳にご機嫌なAの声が響いて足元を見る

足元にはさっきと変わらへん可愛らしい笑みを浮かべたA。

なんやろか


『しんぺーさんもかわってるね！』

zm「...さっきから変わっとる変わっとるって言うけど、何が変わっとるん？」


コイツらが変わり者なら俺はなんなんやろ

人外なんちゃうか？


『しんぺーさん、ぞむのこと...ぞむのこと、へんなひとって、おもってた、』

sn「っ！？」

zm「...あー、まぁ、それが普通やで？」


図星突かれたのか、なんも言わへんぺ神をフォローする

...いや、俺がフォローして意味あるんか？これ。

普通は、もう1人人が居ってそいつが俺を気遣ってフォローするもんちゃうか？

...まぁ、どうでもええか


zm「ん？さっきなんで言うた？」

『え、？へんなひとっておもってた、っていったよ？』


思ってた...ってことは、心の中のこと、やんな？

...ん？


zm「まさかと思うんやけど、心の中、見えるん、？」

『...みえない！』


...なるほどなぁ、

Aの両親はそれを利用して金を稼いどったからAは殺さへんやったけど、

なんの価値もなかった姉弟は殺したってことやな...

ふーん...

...じゃあ、コイツもマトモやないやんけ


sn「...んで？今日はどうしたの？」

zm「ん？あー、A、ちょっと怪我しとるから包帯買いに来てん。」


山の中で木かなんかで切ったんやろうな、

流石にばい菌入るやろうから包帯くらいは巻いとったほうがええやろ。

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