【d!】おいしくたべれる賞味期限。【zm】

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私の自分の後ろに隠してゾムは誰かとお話ししてる

チーノさんって人かな？


zm「チーノ。持ってきたで」

ci「ああ！ゾムさん！ありがとうございます！」

zm「ったく...人の家にライター忘れてくなや」

ci「いや！忘れて行ったんじゃなくて！落として行ったんですよ！」


少し笑いを含んだ楽しそうな声が聞こえてきてゾムのお友達さんはゾムと会えて嬉しいんだなってわかった

いいなぁ、お友達

わたしにもお友達欲しかった


ci「それより、ゾムさんの後ろにおるのなんて言う子なんですか？」

zm「！？」

zm(なんでチーノ気がついたんや！？)


私が黙ってゾムの後ろに隠れているとチーノさんはしゃがんで私と目を合わせた

えっと、どうしたらいいの、？


ci(髪の毛も艶々やし、怪我はしとるけど手当はされとる...ってことはゾムのお気に入りやな？)

『あっ、えっと、Aです、』

ci「初めまして！チーノと申します！」

ci(自己紹介できる程度は知能あるんやな...見た感じ小さいけど)


チーノさんは笑顔の裏側で少し怖いことを考えてる人なんだね、

あんまり、得意じゃない、こう言う人は、


zm「あんまりグイグイ近づくなや。怖がっとるやろ」

zm(チーノは少し距離取っとかなな...)


スッとゾムに抱っこされて腕の中に収まる

ゾムに抱っこされたおかげでチーノさんはさっきよりも距離を取ってくれた


ci「Aちゃんはどこの子なんですか？ってかなんでおるん？」

zm「...」

sn「ゾムが襲った一家の子供だよ」


ゾムが困って黙っちゃってたら後ろからしんぺいさんの声が聞こえてきた

しんぺいさんはなんともないような顔をしてさっき持ってたほうきを用具入れに直し始めた

チーノさんはピタッと固まって私を見てた

それが怖くて、私は眼を瞑った


ci「...ゾムが子供生かしとるとかマジ！？」

zm「なんや、おかしいんか、！」

ci「いやいや！おかしいどころやないやろ！おかしすぎるわ！」


必死な顔をしてゾムにそう伝えるチーノさんの感じから、

ゾムがこうやって人を生かしてるって言うのは珍しいんだね、

でも、それはそうだよね、ゾムは汚い人間を減らして行ってるんだから！

いい人だから、

だから、わざわざ汚い人間を生かしたりしないもんね！


ci「そもそもなんでこの子はついてきたん！？親が襲われたところ見たんやろ？！」

『ゾムはいいひとだからついてきたの』


私がそう答えるとチーノさんはびっくりしたような顔をした

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