美少年の紅一点は、関西からやって来ました。2 (ページ40)

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渡瀬said
『え？？』

紫「だーかーら！勝利のことが好きってほんと？？」

廉「MCの時、俺らに言うたやん。勝利さんが好きやって。」

そういえばそんなことを言った。

いきなり詰め寄ってきたと思えばこんなこと？？と思わず声が出そうになったが、2人に言ったら「こんなことじゃない！！」って騒がれそうだからやめておこう。

でも、どうしてそんなこと聞いてくるんだろう。

紫「今さ，どうしてそんなこと聞いてくるんだろうとか思ってた？？」

『え！？………うん、思ってた！！紫耀凄い！！なんで分かったの？？』

紫「ばーか。Aのことなんてなんでもお見通しなんだよ笑。」

廉「………ってか、そんなことって何やねん！！全然そんなことちゃうわ！」

紫「うん、全然そんな事じゃないよ？？」

廉「お前さ，俺らのLIVE来てんねんから、少しは気遣ってくれてもええやん？？」

紫「廉の言う通り！あんな即答しないでよ！！少しは考えてる感じ出してよ！！俺らあの後LIVEぜんっぜん集中できなかったんだから！」

廉「そうや！責任取れや！」

『えぇ………』

そんなこと言われても………

だって実際に誰が1番好きって言われた時にぱっと思いついたのが勝利くんだったんだから、しょうがないじゃんね……

嘘つきたくないし。

2人になんて言えばいいか分からず、思わず黙り込んでしまう。

2人はちょっと怒ってるような不貞腐れてるようなそんな顔で私のことを見ていて。

誰も何も言葉を発さないから，辺りがシーンとしている。

みんな2人の様子を見て，どうすれば良いのかと様子を伺っているようだった。

こんな雰囲気にしちゃうなら，楽屋来ない方が良かったかなーなんて思ってしまったりもして。

　
今日はもう帰った方がいいかな、そんな考えが頭をよぎった時、誰かが声を上げた。