美少年の紅一点は、関西からやって来ました。2 (ページ4)

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渡瀬said

勝利くんにそう問われて、現実に引き戻される。

そうだ、言わなきゃ！

『………あのさ、勝利くんがラブストーリーやるってほんと？？』

3人「「「え？？？」」」

『え？』

予想外の反応すぎて困る。

もしかしてデマだった？？

勝「いやデマじゃないけど………」

風「そんなこと！？」

『え？？』

聡「僕もそう思った！もっと重大なことかと………」

『もっとって………すごい重大なことだよ！！あの勝利くんがラブストーリーだよ！？！？ビックニュースすぎるじゃん！！』

勝「いや俺をなんだと思ってんだよ！！」

『だってだって！！勝利くんのラブストーリー見たかったんだもん！だから嬉しくて………早く伝えたかったの！おめでとうって………』

そんなにおかしかったのかな……

やっぱり急に来られるのは迷惑かな……

と、ネガティブ思考になっていると、

勝「嬉しいの？？嫉妬とかじゃなくて？？」

『え？？』

私が勝利くんに嫉妬？？

ってなんでそうなんの！！！！！！

『ないないない！！そんなじゃないよ！！本当におめでとうって言いたかっただけ！！』

勝「そーなんだ。残念………」

と言って、寂しそうな顔をする勝利くん。

え、可愛い。

そんな可愛い顔しないでよ！女子辞めたくなる(((

………そんなに嫌だったのかな？？

でも、ほんとに嬉しかったんだもん………

すぐ伝えたかったんだもん………

若干拗ねてもいる勝利くんを見て、どうすればいいか悩んでいると、

健「A！！急に走るなよ～」

浮「渡瀬！！そろそろ始まるよ！！」

さっきレッスン場に置いてきてしまった2人が私を探しにきた。

「ごめん！！今から行く！！じゃあ、勝利くん、撮影頑張ってね！！楽しみにしてる！！また近いうちに遊ぼ！健人くんも風磨くんも聡ちゃんもまたね！！」

と言って、浮所と一緒にSexyZoneのレッスン場を後にした。

勝「嫉妬、して欲しかったのにな………」

と勝利くんが嘆いてるとも知らずに。