俺の可愛い妹×好きな人【kazunari】 (ページ3)

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３．旦那さんページ3

和「あ、Aちゃん。俺のことニノじゃなくて和とか呼んでいいんだよ?
　兄弟になるんだし(笑)」

兄弟…か

私には、あまりピンとこない

ニノっていうイメージが強すぎて

「じゃあ…和でいい?」

和「うん」

インターホンがまた、ピンポーンって鳴る。

…今度は誰?

母「あ、雅也さんがいらっしゃった」

雅也さん？って？マークを浮かべると、
私の旦那さんってお母さんが笑う

・

ああ…お母さんが

二宮雅也

って言ってたな…

仕事帰りからなのか、スーツを着こなす
お母さんの旦那さんは、くしゃって無邪気に笑う

雅也「ぉ、Aちゃん、……よろしくね？」

・

ニノのお父さんな訳あってイケメンだ

お母さんが結婚する訳だなぁ…なんて

ふぅんって雅也さんをジロジロ見てたらお母さんにコラって怒られちゃった。

雅也さんはニノ…じゃなくて和とは、そっくりじゃない

・

見た目は、少し怖そうな松潤みたいな感じだけど、

きっと根は優しい人。

・

お母さんが選んだ人だもん

…大丈夫。私は、きっと仲良くなれる。

なんて、どこから生まれてきたのか分からない自信を信じてみる

母「それで、雅也さんが今日からここに住むから…よろしくね？」

「ふぅーん」

実は、私はお母さんと一緒に住んでいない

今日は泊まりに来ただけで、

２駅先の所に住んでいる

和「Aちゃんはここに住んでないの?」

「うん」

・

母「和くんも泊まってく?」

和「あっ大丈夫です明日仕事があるので」

母「あら、なんかごめんなさい…」

とお母さんが申し訳なさそうに謝る

それに、大丈夫ですよって首を横に振る和。

和「じゃあ、僕はこれで」

・

「またね」

和「ん。またね」

バイバイって和に手を振ってもらう。

・

・

・

母「和くん、いい人でしょ？」

「…よく、まだわかんないけどね？」

ニ…じゃなくて和が帰ってから、

私は、まだ信じられなくて
ベッドで考え込んでいたら

いつの間にか眠りについていた。