俺の可愛い妹×好きな人【kazunari】 (ページ1)

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１．再婚ページ1

キラキラ星が光る

三日月の綺麗な夜。

野良猫のにゃーって声が夜の世界を強調して

わわってビビリながら早歩きで家に帰る

何かいいことあるかも…なんて軽い気持ちで帰ってきた実家。

きっと、これが運命。

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「どうゆうこと…？」

母「だから…再婚するのお母さん」

私のお父さんは小さい時に事故で他界して、

それから、私はお父さんのいない家庭で育った

それからは、女手一つで育ててくれた、私の母。

・

真剣な眼差しを向けて話す様子は、

きっと、それだけ彼を好きだから。

母「それで…相手の人が、二宮雅也って言うんだけどね？
　その人にも子供がいて…
　お兄ちゃんがAにできるの」

「…ぇ?」

私は一人っ子だったから嬉しいけれど、
話がいきなり過ぎて戸惑う私

信じられない…なんてフリーズしてたら、

・

お母さんに、“まぁ…いきなりだからしょうがないか”

なんて、ふふって鼻で笑われる

・

・

血の繋がっていないお兄ちゃん…

ドラマチック…なんてそんな夢は見てないけど、

小さい頃、お兄ちゃんがほしい…なんてワガママ言ったことあったっけ

母「それで…いまからそのお兄ちゃんが来るから」

いきなり過ぎて“ぇ”って声が漏れてしまうくらい、
驚きが隠せなかった。

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・

…でも、二宮って名字になるんだぁ…って

わくわくの気持ちも少しだけあった。

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でも、やっぱり信じられない気持ちが

私の頭をぐるぐる回る

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そう、お母さんが衝撃の告白を
してから時間が少し経った頃。

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家に、やけに大きく響いたインターホン

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…これは、私の人生を変える合図だった。

・

・

母「あ、来た。A開けてあげて？」

「うん」

静かにドアをｶﾞﾁｬって開けて、

ドアの隙間から、じぃ…と覗き込む

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その人をみて、

思わず“ふぇっ”って変な声を漏らしたのを覚えてる

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・

和「……ぁ、こんばんは」

嵐のニノが立ってるなんて、

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想像なんて、つくわけないじゃない。